「Project Itoh」キャラクター原案・redjuiceがJapan Expoに参加 「虐殺器官」は今冬公開
2009年に亡くなった伊藤計劃が遺した小説を映像化するProject Itoh。その最後を飾る『虐殺器官』が今冬に公開されることが、フランスで行われたJapan Expo内で発表となった。
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本作の公開が待たれるなか、「Project Itoh」3作品のキャラクター原案を担当したredjuceが7月7日、10日パリで開催されたJapan Expoに参加。サイン会やトークショーが行われ、現地ファンと交流を深めた。
Japan Expoはマンガやアニメ、ゲーム、さらには武道や民芸などといった日本文化が集結する総合博覧会。日本の文化を発信する場として認知されており、その規模は年々拡大している。
今年も7月7日から10日にかけて開催されたが、その会期中にはProject Itohの3作品でキャラクター原案を担当したredjuiceが参加。サイン会やトークショーを通してファンと交流した。
redjuice自身がファンに向けてProject Itohのひとつ『ハーモニー』のキャラクター・トァンの初期の構想から完成型に至るまでをレクチャーする「マスタークラス」では、開始前には長蛇の列ができる盛況ぶり。
普段見ることができない製作途中の画像が続々とモニターに写し出されると、ファンもそれを食い入るように見つめていた。
さらに『ハーモニー』を上映するカンファレンスにもredjuiceが登壇すると、オファーを受けた時の話や監督とのやり取り、STUDIO4Cで作業に当たった際のエピソードなどを披露。
このイベントでは、最後にフランス語字幕付きで『虐殺器官』のPVが公開。映像内では今冬公開予定であることも明かされると、会場はスタンディングオベーションが巻き起こった。
Japan Expoの最終日には、redjuiceがファンからのさまざまな質問に答えるイベントも行われた。
ここでは自身のキャリアに関する質問や、『ハーモニー』のミァハができるまでの過程に関する質問が飛び出した。
その合間には、redjuiceが質問に答えながらミァハを描くというパフォーマンスを披露。イラストが完成したときには歓声と拍手が起こっていた。
『虐殺器官』
(C)Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN
《ユマ》
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