「ガンダム サンダーボルト」前夜祭舞台挨拶 松尾衡監督らが制作秘話をトーク
2016年6月24日(金)、新宿ピカデリーにて『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』前夜祭が行われた。
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『機動戦士ガンダム サンダーボルト』はTVアニメ『機動戦士ガンダム』で描かれた一年戦争を舞台にした太田垣康男によるマンガ作品のアニメ化作品で、2015年から全4話が有料配信された。今回の『DECEMBER SKY』は、これまで配信された全4話を再編集したうえに、新作カットを加えた劇場公開用のディレクターズカット版となる。
イベントでは、本編上映後にトークショーが行われ、原作者の太田垣康男、音楽を担当した菊地成孔、プロデューサーの小形尚弘、そして監督の松尾衡が登壇。特別な夜を盛り上げた。
上映の感想を訊かれた太田垣康男は、「昔から映画ファンだったので、まさか自分が考えた物語がスクリーンで上映される日が来るとは夢にも思ってなかった」と感慨深げな様子で語った。
音楽を担当したジャズミュージシャンの菊地成孔は、作中で印象的に流れるフリージャズについて制作秘話を披露。原作に登場するモダンジャズのナンバーよりも、荒々しいフリージャズのほうが戦闘シーンに合うだろうと、菊地の側から提案したという経緯が語られた。また、過去の戦争では多くの兵士が戦場で音楽を聴いていたという史実を挙げながら「音楽は場合によっては、戦争を勝利へ導くか敗北へ導くかを分けるだけの力を持ったものだ、ということをサンダーボルトは描いていると思った」と独自の見解を語った。
音楽によって編集作業も変わってきたと語るのは松尾衡監督。音楽のテンポ感を頭に入れておき、それを手がかりに戦闘の切り返しや爆発のタイミングを調整。「菊地さんの音楽のイメージと合っていたので助かった」と音楽に大満足な様子が伺えた。
フォトセッション後には最後の挨拶が。太田垣康男が、物語の続きを匂わせる映画のラストに触れつつ「みんなでこの祭りをさらに広げていくために、是非応援よろしくお願いします」という言葉で締めくくると、会場は熱狂的な拍手に包まれた。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』は6月25日より2週間限定で、全国15館にてイベント上映される。入場者プレゼントも充実しており、一部劇場では4K上映も行われる。ハイクオリティな映像を存分に堪能できるまたとない機会となるだろう。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』
(C) 創通・サンライズ
《深井孔》
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