新海誠作品を再映像化の話題作 今週の注目映画「彼女と彼女の猫 -Everything Flows- 完全版」
今週注目の映画は単館の下北沢トリウッドにて上映される『彼女と彼女の猫 -Everything Flows- 完全版』だ。
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原作となる映像は、2000年に新海誠が自主制作したモノローグで語られる約5分のモノクロ短編アニメ『彼女と彼女の猫』。主人公である雄猫の「僕」が「彼女」の行動を季節と共に語る様子を描いた。
『-Everything Flows-』は、本作を2016年にライデンフィルム京都スタジオが新たに再映像化し、2016年3月にテレビ放送された。今回単館上映される『彼女と彼女の猫 -Everything Flows- 完全版』は、2016年全4回のエピソードを1つに構成し新カットを追加したものとなる。短大の卒業を控え就職活動に追われる彼女と雄猫の日々を描く。
オリジナル版では、「彼女」と猫の「僕」、そして子猫の「ミミ」の存在のみが語られていたが、『-Everything Flows-』では、「彼女」と「僕」に加えて、「友人」と「母親」も登場する。なおオリジナル版でモノローグを語っていた猫の「僕」の声は新海誠氏が担当していた。
キャストは彼女役を花澤香菜が、黒猫役を浅沼晋太郎が、友人役を矢作紗友里が、母親役を平松晶子が演じる。スタッフは、監督に坂本一也氏が、脚本を氷川成基氏が、キャラクターデザイン/総作画監督を海島千本氏が、アニメーション制作をライデンフィルム京都スタジオが担当する。
なお本作は劇場で公開されるものの5月18日には完全版のBD/DVDが発売済みで、90秒のフル尺バージョンのOPやTV放送版の1話から4話までを収録し、BD版には設定資料集が掲載されたブックレットが同梱されている。それでも、5月21日の公開初日には監督の坂本一也氏と脚本の氷川成基氏による、ティーチインやサイン会が開催されるので、短い上映時間であるものの気になる読者には注目しておきたいイベントではないだろうか。
劇場で公開される完全版は、新海誠の初期作の一つ『ほしのこえ』が上映された東京の下北沢トリウッドで5月21日からの1週間限定公開だ。
《G.Suzuki》
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