初音ミク主演の歌舞伎「今昔饗宴千本桜」が凄い!伝統と最新技術が交差
「ニコニコ超会議」が4月29日・30日の2日間に渡り実施された。特に注目された催しのひとつが超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」だ。
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数多くの企画・出典などがあり、それぞれが関心と話題を集めていましたが、その中でも特に注目された催しのひとつが、超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」です。
歌舞伎役者として名を馳せている中村獅童さんと、「電子の歌姫」ことボーカロイドの初音ミクが共演するという、奇跡のコラボレーションを実現。ボカロ曲「千本桜」と歌舞伎を代表する作品のひとつ「義経千本桜」が、NTTの最新技術を用いて融合する、伝統と技術の結晶が生み出した演目が会場でお披露目されました。
まずは、中村獅童さんの見事な向上で幕を開け、「青音海斗が佐藤四郎兵衛忠信だった」「神々の時代を生きた白狐が、千年後に佐藤四郎兵衛忠信に転生した」という本公演ならではの設定を明かし、移り変わる3つの時代を描く舞台になると語られました。基本的な情報を事前に教えてくれるため、すんなりと物語に入ることができます。
もちろん、初音ミクも堂々とした向上を披露。最新技術を駆使し、まるで本当に彼女がそこにいるかのような存在感にも度肝を抜かれました。物語の内容に触れるとネタバレになってしまうのでストーリーには触れませんが、生の迫力をひしひしと感じる歌舞伎の醍醐味と、3D投影といったデジタルな演出が交わる時、それぞれの魅力が明確なほど浮き彫りになります。しかしそれは違和感とはならず、お互いを引き立てる味わいとなって融合を果たしました。
中村獅童さんの肉声や表情、動きのひとつひとつが、デジタルな初音ミクにリアルな質感を与え、また幻想的ですらある初音ミクが放つ雰囲気が、中村獅童さんに時代を超える力を授けます。その交差はまさに圧巻の一言で、あっという間の1時間となりました。この見事な舞台を目にした方は、会場や生放送のコメントにて、それぞれの屋号となる「萬屋!」「初音屋!」といった声をかけ、2人への賞賛を露わとしました。
「歌舞伎ってよく知らないし、ハードル高そう」と思う方もいることでしょう。しかし歌舞伎は元々、庶民の楽しみとして親しまれてきた大衆芸能。知識があればより楽しめるのはもちろんですが、それはどんなジャンルでも同じことです。見たまま、感じたままを楽しんでいいという自由さを、超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」が示してくれたのかもしれません。
「ニコニコ超会議」での超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」は残念ながら幕を閉じましたが、ニコニコ生放送でタイムシフト視聴が可能です。見ることができる方は、この連休の合間に、伝統とボーカロイドがそれぞれ新たな一歩を踏み出した超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」をご覧になってみてはいかがでしょうか。
[iNSIDEより転載]
《Article written by 臥待弦@iNSIDE》
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