「ゼーガペイン」10周年プロジェクト イベント開催や「ゼーガペインADP」上映など新情報続々 | アニメ!アニメ!

「ゼーガペイン」10周年プロジェクト イベント開催や「ゼーガペインADP」上映など新情報続々

3月27日、「AnimeJapan 2016」のオープンステージにて、『ゼーガペイン』10周年プロジェクト発表会が開かれた。その様子をレポートする。

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「ゼーガペイン」10周年プロジェクト イベント開催や「ゼーガペインADP」上映など新情報続々
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3月27日、「AnimeJapan 2016」のオープンステージにて、『ゼーガペイン』10周年プロジェクト発表会が開かれた。発表会にはソゴル・キョウ役の浅沼晋太郎、カミナギ・リョーコ役の花澤香菜、下田正美監督の3名が参加。放送終了から10年目を迎えつつ、なおも人気が衰えない本作について、ファン待望の新情報を伝えた。

花澤がいの一番に「放送当時、『ゼーガペイン』を見てた人!」と挙手を求めると、会場に詰めかけた多くのファンが一斉に手を挙げた。さらに「『ゼーガペイン』をまだ見てないけど、これから見るよって人!」と問いかけた際、挙手をした少数の観客に対して浅沼が「セレブラント狩りですよ!(いわゆるファンを増やす活動のこと)」と作中のワードを引用して笑いを誘う場面もあった。

浅沼は「『ゼーガペイン』がデビュー作だったので、声優としての僕も10周年ということになります。放送当時からずっと好きでいてくれる人がこんなに多くて、嬉しいですね」とコメント。

トークも早々に、発表会は本題へ。まずは、10周年を記念して製作されたイラストとロゴが明らかとなった。イラストはキャラクターデザインを手がけた山下明彦による描き下ろしで、躍動感が伝わってくる仕上がりだ。

会場の空気も温まってきたところで、本発表会では3大告知を行うとアナウンス。まずひとつ目は、10周年を記念したBlu-ray Boxの一般販売から。
2010年に完全予約受注限定生産という形で発売されていたBlu-ray Boxだが、今では入手が難しくなってしまったことを受け、一般発売をする運びとなった。10周年を記念した豪華仕様となる予定だが、発売日は後日発表されるとのこと。

今回のBlu-ray Box特典としてやりたいことを問われた下田監督は「全話フルコメンタリーですかね」と回答。花澤が「26話分全部のコメンタリーってことですか!?責任もって監督が全部出演して下さいね!」と突っ込むと、下田監督は「前回は言っちゃダメなこともたくさんしゃべってしまった結果、大半がカットされてしまった。やるとしたら、コメンタリー用の台本が必要になる」と笑った。
浅沼は、未だ達成されていないゼーガタンクの立体化を特典に推したが、コスト的に実現は難しい様子だ。花澤は放送当時に配信されていたネット情報番組『舞浜南放送局』の新録を提案するなど、楽しげにトークを展開した。

2つ目の発表は、10周年記念イベントの決定。イベント名は「10th Anniversary ゼーガペイン SBG 夏の始まり@舞浜サーバー」となり、7月16日に舞浜アンフィシアターで開催される。
「2016年7月16日は、キョウが誕生した日でもある」と下田監督。開催地が本作所縁の舞浜ということもあり、作品愛に溢れたイベントとなることを予感させる。なお、イベントチケットはイープラスで最速先行予約を受付中だ。

3つ目の発表は、テレビシリーズに新カットを加えて再構築するという映像作品『ゼーガペイン ADP』のイベント上映。10月15日より、新宿ピカデリーやシネマイクスピアリ(舞浜)にて上映開始となる。
タイトルの『ADP』には「アドバンスドプロジェクト」や、順応・適応、芝居の脚色などを意味する「Adaptation」など、ほかにも複数の意味が込められているそうだ。
また本作は総集編ではなく、全く新しい物語になるとのこと。その証明として、カノウトオルとコハクラ、フナベリら新キャラクターが登場することも発表された。

カノウトオルはテレビシリーズに既に名前が出ており、リョーコとつながりのあるキャラだ。コハクラはキョウの先輩であり、彼にとって憧れの存在。設定画も同時に公開となったが、カノウトオルが冬服を着ている点、コハクラが靴下をはいていない点にも理由があるとのこと。キョウとリョーコ、それぞれの立場から気になる異性のキャラが登場するとあり、ストーリーにも期待が高まるところだ。

もうひとりの新キャラ、フナベリは舞浜南高校の校長。下田監督曰く、「テレビシリーズは子供たちだけで世界を救うという物語だったが、そこを後押しする大人」だそうだ。新キャラはこの3人以外にも登場し、セリフは全て新録となることも明かされた。10月15日という公開日の設定については、「夏の物語から秋になる」という意味が込められているとのこと。

最後の挨拶では、「VR元年と呼ばれる今年、VRのあり方を模索してきた『ゼーガペイン』が10周年を迎えるのは偶然ではないと思う。ここで終わりたくはない」と下田監督。花澤は「たくさんの人が愛をもって盛り上げようとしてくれるのが嬉しい。『ADP』でまたカミナギを全力で演じたい」と意気込みを語った。
浅沼は「10年前のTV放送前、ガチガチになりながら香菜ちゃんと一緒に東京国際アニメフェアのステージに出た時『誰?』という空気がすごかった事を思い出します(笑)。未だに声の仕事を続けられるとは思ってなかった。またこういうステージに戻ってこれてうれしいです」と語り、ラストは会場全体で「エンタングル!」とお馴染みのかけ声で締めくくった。

『ゼーガペイン』
(C)サンライズ・プロジェクトゼーガ

AnimeJapan 2016
ビジネスエリア:2016年3月25日(金)~3月26日(土)
メインエリア:2016年3月26日(土)~3月27日(日)
場所:東京ビッグサイト

《キャプテン住谷》

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