今回は、シリーズを愛するクリエイターたちが作品を語る趣向である。会場の阿佐ヶ谷ロフトAには、シリーズ原作・総監督の雨宮慶太さんをはじめ、国内を代表すつクリエイターが多数登壇した。
トークショー「GARO CREATOR'S kNight X」では、テレビアニメ『牙狼 -紅蓮ノ月-』のメインキャラクターデザインを務めたマンガ家・桂正和、魔導輪ザルバの生みの親である造形作家・竹谷隆之、同じく牙狼フィギュアを手がけてきた原型師・藤岡ユキオ、シリーズのファンであるゲームプロデューサー・小嶋慎太郎、初期のホラーデザインを担当したイラストレーター・韮沢靖が出演。
多くの人気クリエイターがシリーズに関わってきたことをあらためて感じさせた。豪華なメンバーが一堂に会し、雨宮慶太と語り合った。
またアニメファンに嬉しい情報も多く飛び出した。2015年10月より放送中のアニメ『牙狼 -紅蓮の月-』の情報も明かされた。桂正和による主人公の雷吼と星明の初期デザインを公開、さらに新しい黄金騎士ガロのデザインも明かされた。和のエッセンスを散りばめたデザインにファンから大きな歓声があがった。
桂さんは「カッコよく、神々しいデザインを意識して作りました。中華風に見えないようにするのに苦労しました」とコメント。新デザインは2016年放送の第14話から登場する予定だ。
第2クールの新オープニング主題歌は第1クールから引き続き、JAM Projectが担当する。会場では新主題歌「月華」の音源がお披露目となり、雨宮は「JAM Projectさんの曲はパワフルでかっこいいだけではなく、バラードにしてアレンジしても印象に残る曲。旋律にゆるぎが無いのが素晴らしい」と絶賛した。
新エンディング主題歌「花蓮」は、赫夜を演じる大橋彩香と、稲荷を演じる佐咲紗花、鵜殿麻由、佐藤依莉子のキャスト4人組ユニット・三狐神囃子が担当すると発表された。
さらに劇場版アニメ『牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-』を制作中の林祐一郎監督もサプライズ登壇。「テレビシリーズの面白さを凝縮したようなフィルムに仕上がっています」とコメント。特撮だけでなくアニメとしても人気を博す「牙狼
[高橋克則]
『牙狼 -紅蓮ノ月-』
(C) 2015「紅蓮ノ月」 雨宮慶太 / 東北新社