「夏目友人帳」音楽朗読劇、再び 本物の雪や炎も登場する圧巻の演出
2015年12月5日(土)横浜アンフィシアターにて、音楽朗読劇「SOUND THEATRE × 夏目友人帳 ~集い 音劇の章・再び~」が開催された。
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ステージは緑川ゆきによる同名の人気マンガを原作としている。『夏目友人帳』は、これまでも4期に渡りアニメ化され幅広い層から支持を受けている。今回はマンガともアニメとも、そして通常の舞台やミュージカルなどとも違う独自の演出をしたものだ。音で聴かせるステージで、これが高い評価を獲得している。
5日のステージには、アニメでもお馴染みの声優陣が揃った。夏目貴志役の神谷浩史を始めとして、ニャンコ先生の井上和彦、堀江一眞、木村良平、菅沼久義、松山鷹志、下崎紘史、桑島法子、浜田賢二、寺崎裕香らである。いずれもライブでの出演となるから豪華の一言に尽きる。
さらにピアノとオーケストラ演奏もアニメ「夏目友人帳」シリーズの音楽を担当する吉森信によるものだ。これもうれしい演出だ。
まずは艶やかな着物を身にまとった声優陣の朗読からだ。ここでは前回の公演と異なる演出も加えられた。舞浜アンフィシアターならではの特殊効果で『夏目友人帳』の世界が繰り広げられた。
第一幕は音劇版「儚い光~きずな~」。シリーズの中でも人気のエピソード「儚い光」をベースに夏目と人、妖達との絆を語り、観客の涙を誘った。なかでも照明を駆使して表現された蛍の演出は圧巻だ。
第二幕の「偽り神」はオリジナル書き下ろしエピソードである。通常の舞台では使うことが難しい本物の炎を使った迫力ある演出で緊張感を煽り、最後のシーンでは本物の雪が客席に舞い降り会場に一体感が生まれた。キャスト達の息の合った掛け合いに会場内は笑い、驚き、涙を流した素晴らしい公演となった。
出演者に人気の高い役者が並んでおり、今回も公演は12月5日の昼公演と夜公演の2回のみである。当日の観客にとっては、かなり貴重な経験となったに違いない。
(C)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
《高松拳人》
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