“5人のユニットで全員で歌う” 「マクロスΔ」製作発表会レポート 河森正治総監督が語る
「マクロス」シリーズの最新作『マクロスΔ』の製作発表会が、2015年10月28日秋葉原UDXにて開催された。
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イベントには、総監督の河森正治さん、新歌姫の鈴木みのりさん、監督の安田賢司さん、シリーズ構成の根元歳三さん、マクロスビジュアルアーティストの天神英貴さん、プロデューサーの平井伸一さんが登壇。メインスタッフやストーリー、さらに「マクロス」シリーズには欠かせない三大要素「歌・バルキリー・三角関係」について語られた。
まずイベントでは、男性キャラクター5人と女性キャラクター5人がそれぞれ描かれた2枚のキービジュアルが初公開された。男性キャラクターは王家に伝える騎士で、一方の女性キャラクターは、“戦術音楽ユニット・ワルキューレ”のメンバーだという。数々の歌姫が登場してきた「マクロス」シリーズだが、河森総監督は「5人がひとつのユニットとして活動して、5人全員が歌う。また新たな音楽シーンを見せたい」とコメント。男性キャラと女性キャラが共同作戦を展開し、物語を盛り上げるそうだ。
また「マクロス」シリーズに欠かせない“三角関係”について言及された。男性キャラと女性キャラがそれぞれ5人ずついるということで、「誰と誰がくっつくのか、どのような形で三角関係になるのか、そのあたりお楽しみください」と安田監督はアピールした。
さらにイベントでは、約8000人ものなかから選ばれた“新歌姫”こと鈴木みのりさんが初お目見えとなった。鈴木さんは、音楽ユニット・ワルキューレのなかでも特にヒロイン的なポジションのフレイア・ヴィオンを演じる。フレイアは、ワルキューレに憧れて辺境の惑星から飛び出してきたという設定だ。
鈴木さんの抜擢について河森総監督は「すごく前向きでアクティビティな子で、フレイアの性格ととても合っていた」と明かした。「マクロス」シリーズのファンだという鈴木さんは、「フレイアちゃんはものすごく元気で、今までの歌姫にないほどパワフルな子です。なのでわたしも負けないくらい元気に楽しくやっていきたいです!」と意気込みを語った。
さらにイベントでは、新バルキリー2機「VF-31 ジークフリード」と「Sv-262 ドラケンIII」が初公開となった。VF-31はワルキューレと共同作戦を行うバルキリー部隊が運用する。河森総監督によると、ゲーム『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声』に登場したYF-30の発展形だという。
一方、Sv-262は、「風の王国」の空中騎士団が運用するバルキリー。デザインについては、従来のバルキリーと違い、ダブルデルタ翼が特徴となっている。
また2016年の放送スタートに先駆けて、年末に特別番組が放送されることが明らかとなった。2015年12月31日(木)18時より、『マクロスΔ(デルタ)先取りスペシャル』が放送となる。“ほぼ第1話”と、鈴木みのりさんをリポートした実写ドキュメンタリーから構成されるという。
最後に『マクロスΔ』の最新動画が公開された。映像を受けて河森総監督は「彼女たちが歌って活躍しているシーンはあえて入れていません。これから秘密を明かしていくつもりなので、よろしく願いします」とファンに訴え、イベントを締めくくった。
《沖本茂義》
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