原恵一監督 ASIAGRAPH 2015 創賞を受賞 10月24日に記念シンポジウム
日本が誇るアニメーション監督・原恵一氏がASIAGRAPH 2015 創(つむぎ)賞を受賞することが決定した。
ニュース
アワード・コンテスト
注目記事
-
冬アニメ「俺だけレベルアップな件」“架南島レイド篇”開幕! 旬は欠席、残されたハンターが挑むが… 第22話先行カット
-
アジア太平洋映画賞長編アニメーション部門 日本から「百日紅」「思い出のマーニー」がノミネート
-
「アイナナ」頼れるリーダー・二階堂大和をお祝い♪ バースデーストアに潜入!【16 STAR SIGNS】
原恵一監督は1959年生まれ。シンエイ動画に入社後、『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』などを手がけ、2001年の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、2002年の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』でその名を一躍知らしめた。さらに2010年の『カラフル』はアヌシー国際アニメーション映画祭にて、長編部門で審査員特別賞と観客賞をダブル受賞し、海外でも高い評価を得た。
今回の原恵一監督の受賞は、2015年5月より劇場公開された『百日紅 ―Miss HOKUSAI―』が大きく評価されたものと見られる。本作は、杉浦日向子の原作マンガ『百日紅』を劇場アニメ化した作品だ。葛飾北斎の娘・お栄を主人公に、江戸時代の人々の生活を情緒豊かに描き出した。
同作は国内のみならず海外からも高い評価を得ており、アヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門審査員賞を受賞した。さらにフランス、イギリス、ドイツをはじめ、世界12カ国での公開が決定している。日本の文化、芸術と創造の力を世界中に発信していることから、今回の受賞に至った。
今回の受賞を記念したシンポジウムが、「デジタルコンテンツEXPO 2015」の会期中である2015年10月24日(土)に開催される。「アジアから世界へ ~アニメとアンドロイドの未来~」と題し、原恵一氏と石黒浩氏が対談する。アジア発のアニメ作品やテクノロジーが世界にどう発信され、未来をどのように豊かにしていくかを考察する。
現在、シンポジウムの事前予約を公式ホームページにて受け付けている。
《沖本茂義》