パピレスとGYAOが合弁会社設立 次世代コンテンツ開発で提携
電子書籍販売サイトを運営するパピレスと、コンテンツ配信サービスを行うGYAOは、7月27日に合弁会社ネオアルドを設立した。
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今後は両社の強みを活かし、デジタルならではの機能や面白さを持った次世代コンテンツの開発・制作を推進していくとしている。書籍で強みを持つパピレスと動画を得意とするGYAOのシナジー効果を期待することになりそうだ。
パピレスは1995年に日本で初めて電子書籍の販売をスタート。1999年には電子料理カタログ「らくらく検索 食卓の一品」、2007年にはマスク機能付き「英単語ターゲット1900」を発売するなど、電子書籍市場の拡大に取り組んできた。
近年ではマンガに動きの演出を取り入れた「コミックシアター」、小説の文章を短く区切って画像を追加した「絵ノベル」など、デジタルゆえのユニークなコンテンツを送り出している。
GYAOはヤフーグループのエンターテインメントカンパニーである。映像配信サービスの「GYAO!」をはじめ、8つのサービスを運営している。電子書籍サービスの「Yahoo!ブックストア」では多様なユーザーのニーズに応えるべく、提供作品の拡充や出版社との連動企画や月額制読み放題サービスの提供など、様々な取り組みを行ってきた。
合弁会社ネオアルドは両社の得意分野を活用し、新たなビジネスを目指す。社名の由来はルネサンス期の出版事業者アルド・マヌーツィオに、ギリシア語で新しいを意味するネオを付け加えたものである。写本から活版印刷によって世界に変革がもたらされたように、電子書籍も紙媒体の置き換えではなく、デジタルならではの特性を持ったコンテンツとして送り出したいという思いが込められている。
[高橋克則]
[/アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]
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