――色々なチームやバトルが描かれましたが、印象に残っているのは?
冨樫
本当にいっぱいあって正直一つに決められない……(笑)。
うーん、今、ぱっと頭に浮かんだのは、ギャン子(ササキ・カオルコ)のチーム「北宋の壺」。
内田
あのチームはすごかった! 確かに!(笑)
牧野
スタートダッシュからかましてくるチームですよね。
冨樫
サザキ・ススムと兄妹なだけあって、同じ血を感じますよね。本気で熱くバトルしてくれるところが大好きです。
牧野
私は新潟県代表統立学園チーム「SD-R」、三つ子のシキが好きです。「かわいい顔してやりおるな!」って。
内田
シキ兄弟、かわいい見た目なんですよね、本当に。
牧野
ガンプラもSDでかわいいのに、バトルではトラップを仕掛けて地雷を踏ませたりと容赦なし。練られた戦術で面白いバトルをするなと思いながら見ていました。見た感じと、その戦い方のギャップ萌えもありますし、なんといってもああいういけすかない子ら、大好きです!(笑)

内田
ユウマは対峙するキャラクターが多かったので、ユウマ目線でいえばミナトとアドウ。ミナトは自分を追いかけてくる存在で、アドウは追いかけていく存在です。アドウに対しては、最初は復讐の気持ちが大きかったですが、ユウマがあそこまで成長できたのはアドウのおかげ。
一方で、ミナトがいたから「自分を認めている人がいる」と気づくことができたんじゃないかと思います。この2人は欠かせません。
――振り返ってみると、ユウマはライバルが多いキャラクターですね。
内田
ライバルは多いですよね。無意識のうちに他人に影響を与えているのかもしれません。
牧野
才能があるから色んな人が妬みもすれば目標にもするんですよね。ユウマに関しては物語前半で色んな伏線が張られていたから、一体どうなっちゃうんだろうと思っていました。
内田
ユウマがどれだけガンプラが大好きだったか、傾倒していたかの表れですよね。セカイとはまた違った真っ直ぐさがあります。
牧野
周りからみたらはがゆいところもあるかもしれないですね。才能があるのにメンタルの弱さで一歩引いてしまう。ライバルが多いのは周りが「お前はなんでいつもそうなんだ!」「根性を叩き直してやる!」ということなのかも。
内田
周囲の愛ですね。
冨樫
愛されていますよ、ユウマは。
内田
戦ってそれに気づけたのかな。ユウマは相変わらずかもしれないけれど。
牧野
そこは変われよ! 変わってくれよ!(笑)
内田
でも成長はしたから、ライバルを迎え撃つことはできるはず!(笑)
