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日米タッグでビデオゲーム研究 立命館大学が「遊び」の博物館・ストロングと提携

日米の研究機関がタッグを組み「ビデオゲーム」の研究を推し進める。立命館大学はストロング・ナショナル・ミュージアム・オブ・プレイと提携する。

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日米タッグでビデオゲーム研究 立命館大学が「遊び」の博物館・ストロングと提携
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日米の研究機関がタッグを組み「ビデオゲーム」の研究を推し進める。立命館大学ゲーム研究センターおよび同大学アート・リサーチセンターは、ストロング・ナショナル・ミュージアム・オブ・プレイと連携することを発表した。
同ミュージアムは、電子ゲームの歴史の国際センターの拠点として知られている。両者は提携を通じてビデオゲームの歴史研究やアーカイブ化を促進する。

今回の日米間の協定は、“ビデオゲームの保存”という共通項を持つ各研究機関が、ビデオゲームの歴史の記録、アーカイブス化、研究を深めることを目的に実現した。今後、教員や学生の交流、インターン、合同カンファレンスなどの実施を予定している。

連携の第一歩として、2015年秋のストロングにて行われるNintendo Entertainment System(以下、NES)の30周年を記念する展示を共同で企画する。当展示では、NESの開発秘話から世界展開への系譜まで探求する。
NESは日本ではお馴染みのゲーム機・ファミリーコンピューターを海外向けに仕様変更したゲーム機だ。全世界で6100万台発売され、ソフトでは『スーパーマリオブラザーズ』がヒットを飛ばし世界中で人気を博した。

そのほかストロングが有する貴重なゲーム関連資料の展示や、ファミコン開発者であり立命館大学ゲーム研究センター長でありる上村雅之氏のインタビューを予定している。さらにプレイアブルも展示し、『スーパーマリオブラザーズ』や『ダックハント』などの名作ゲームを実際にプレイできる。

協定の内容および今後の展望は、5月21日(木)から23日(土)に立命館大学衣笠キャンパスで開催する「国際日本ゲームカンファレンス2015」の初日に発表予定だ。NESの30周年を記念したイベントに相応しいものとなる。
ビデオゲームは「娯楽」としては確固たる地位を築いているが、他のメディアと比べると学術的な研究はまだまだ浅い。それだけに今回の提携は大きな価値があるといえよう。

立命館大学ゲーム研究センター
http://www.rcgs.jp

《沖本茂義》

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