「鬼才・押井守の世界」 最新作密着取材ドキュメントと代表作4本、WOWOWが放送
押井守監督の最新作『GARM WARS The Last Druid』の製作を通じて監督の映像に挑む様子を明らかにするドキュメンタリー番組が2月28日にWOWOWで放送される。
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製作を通じて押井守監督の映像に挑む様子を明らかにするドキュメンタリー番組「さらば愛する日本よ~密着・押井守の世界挑戦800日~」が2015年2月28日13時よりWOWOWプライムにより放送される。番組は2012年10月より密着取材を開始した。1997年に一度挫折した大型プロジェクトが、国際共同製作という枠組みでいかに実現したかも描かれることになる。
番組は1時間以上にわたるたっぷりとした内容だ。押井守監督がいかに考え、どのように映画を作っていくのかを知る手掛かりになるだろう。
WOWOWではドキュメンタリーに続けて、14時15分より『アヴァロン』、16時15分より『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、17時45分より『イノセンス』、19時半より『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』を放送する。いずれも押井守監督の代表作ばかり、ファンにとっては相当見応えのあるものになる。
押井守監督は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』や『機動警察パトレイバー the Movie』などで評価を受け、1995年の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』その評価を世界規模に拡大した。『イノセンス』や『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などの代表作がある。
今回ドキュメンタリーで取り上げられる『GARM WARS The Last Druid』は、ある星の部族間で繰り広げられる戦いを描いたものだ。1997年に企画されたがその作品の巨大さゆえに、長らく製作が止まっていた。それがカナダ政府の助成を得ることで、実写とCGを融合させた作品として復活した。
番組では押井監督と7名の日本のスタッフが現地のスタッフといかに映画を作り上げるかを描く。番組中で押井監督は「映画というのは、その土地に根差している。文化の違いに大きく影響を受ける。現地のスタッフになじんで撮る必要がある」語るなど、国際共同製作について考える機会にもなる。
また監督は今回、実写映画で取り組んだことについて、「ここ十数年のデジタル映画を見てきた結論として、実写でやろうと。世界にひとつという役者の顔で。フルCGでは表現できることが足りなくて、本物の役者で実景で撮る中、合成も生きてくる」と撮影意義を語る。「ファンタジーの世界観を作るのは過酷で、手を抜いたらそのようにしか画が撮れない。すべてを満たして成立する世界。その環境を手に入れるためにも、海外でやるしかないと思った。ファンタジーを表すのに、日本語でいいのかとか、役者に合わせた衣装にするのか、衣装に合った役者を選ぶのか?衣装の重要性もこの十数年で学んだ」とも。押井節たっぷりの番組となりそうだ。
映画とノンフィクションで観る 鬼才・押井守の世界
2月28日(土) WOWOWプライム
http://www.wowow.co.jp/pg_info/wk_new/009392.php
13時~
『ドキュメンタリー番組「さらば愛する日本よ~密着・押井守の世界挑戦800日~」』
14時15分~ 『アヴァロン』
16時15分~ 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
17時45分~ 『イノセンス』
19時30分~ 『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』
《animeanime》
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