実写版「パトレイバー」長編劇場版フッテージも 東京国際映画祭に押井守総監督ら | アニメ!アニメ!

実写版「パトレイバー」長編劇場版フッテージも 東京国際映画祭に押井守総監督ら

10月24日(金)第27回東京国際映画祭にて『THE NEXT GENERATION パトレイバー』第6章エピソード10「暴走!赤いレイバー」の先行上映会が開催された。

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『THE NEXT GENERATION パトレイバー』
『THE NEXT GENERATION パトレイバー』 全 2 枚 拡大写真
10月24日、第27回東京国際映画祭にて『THE NEXT GENERATION パトレイバー』第6章エピソード10「暴走!赤いレイバー」が特別招待作品として上映された。会場となったTOHOシネマズ日本橋には、押井守総監督、真野恵里菜さん、筧利夫さん、太田莉菜さん、森カンナさんが登壇し、ファンに向けて舞台挨拶を行った。
会場では2015年に公開を控える長編劇場版のフッテージ映像も初めて上映され、訪れたファンを喜ばせた。さらに押井監督自身は作品を生解説し、イベントは大盛況となった。

エピソード10「暴走!赤いレイバー」はシリーズ初のレイバー戦が展開されるということで早くも注目を集めている。主人公・泉野 明役を演じる真野さんは「やっとかっこいいイングラムをお見せできるのかな」と、キャスト陣も待望のレイバー戦であったことを語った。
押井総監督も「10話は普通に傑作になっています。直球勝負のアクション編です」と仕上がりに満足しているようだ。さらにもう一つの見所として、真野さんが入浴シーンに挑戦している点を挙げると、客席から驚きの声が上がった。
真野さんは「出来上がったシーンを見たら背中が大胆に映っていて、皆さんにお見せするのが恥ずかしい」と照れながらも「少しでもドキッとしてくれる方がいればと思います」とコメントした。

舞台挨拶後に本編の上映がスタート。シリーズ屈指のハードな物語ながら、シリアスな場面とコミカルな場面を使い分けたパトレイバーらしい緩急のある演出で観客を盛り上げていった。エンドロール後には自然と拍手が巻き起こり、ファンも大満足している様子だった。

その後、長編劇場版のフッテージ映像も初公開された。ヘリコプターが二課棟を襲う『機動警察パトレイバー 2 the Movie』を思わせるシーンや、レイバーとの戦闘中にヘリが消えるシーンなどが表現され、その迫力にファンから歓声が起きたほどであった。
再び登壇した押井監督の口からは、ヘリコプターの名前がグレイゴーストであること、ボディが液晶パネルで作られていて光学迷彩になるなど意欲的な設定が語られた。また劇場版は最新音響技術・ドルビーアトモスを導入しており、音響面についてのさまざまなこだわりも披露された。

ストーリー面では女性陣による戦いが繰り広げられるとのことだ。泉野 明役の真野さん、カーシャ役の太田さん、グレイゴーストのパイロット・灰原零役の森カンナさんらのキャストの熱演に期待したい。

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』第6章は11月29日(土)より2週間限定イベント上映がスタート。長編劇場版は2015年GWに全公開を予定している。
[高橋克則]

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』
http://patlabor-nextgeneration.com/

第27回東京国際映画祭
/http://www.tiff-jp.net/ja/
開催期間: 2014年10月23日(木)~10月31日(金)

《高橋克則》

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