ビジュアルノベルを海外へ「CLANNAD」から「Sakura Spirit」まで Sekai Projectインタビュー
ゲーム配信プラットフォームSteamで盛り上がる「ビジュアルノベル」。多数のビジュアルノベルをローカライズ/パブリッシュするSekai Projectにメールインタビューを実施した。
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Christopher Ling
私が一番驚いていますが、近年で欧米のビジュアルノベル開発コミュニティは爆発的な成長を見せました。一般的な見解として、欧米ではビジュアルノベルを作るだけのイラスト・音楽・物語の十分な才能を揃えて束ねる事が不可能とされてきました。
しかし、近年のリリースはその見解を覆しています。確かに忘れられがちですが、テキスト・アドベンチャーゲームは80年代の欧米が起源ですので、実はそんなに驚くことでもないかも知れません。欧米にはコミケ並のイベントが存在しませんが、アニメ関連イベントにもっとインディ・パブリッシャーの出展が行われることを期待しています。
――『Sakura Spirit』などを日本向けに翻訳するといった可能性はありますか?
Christopher Ling
是非とも検討していきたいと思います。『Sakura Spirit』の驚くほどの成功は、日本ユーザーから日本版の制作に対する関心が寄せられています。もちろん、決定した時は皆さんに発表させていただきます!
――日本のビジュアルノベルファンに向けて一言お願いします。
Christopher Lin
我々のタイトルリリースが欧米向けであるにも関わらず、関心や応援のメッセージを送ってくれる日本のファンにとても感謝しています。しかも、Kickstarterキャンペーンに投資していただいた人までいます!
日本のファンに向けたタイトルを多く作れる様に努力するので、末永く応援をお願いしたいと思います。
――ありがとうございました。
今まで国産/海外産含めて11本のタイトルをSteamに送り出しているSekai Project。その全てがユーザーレビューで高評価を獲得しており、タイトルの選別眼もさることながら、優れたローカライズ技術の証左とも言えるでしょう。また、海外発タイトルの日本語版制作も検討しているとのことで、日本のビジュアルノベルファンとしても期待が募るのではないでしょうか。
日本に本社を置いて、海外向けにローカライズ/パブリッシングを行ってきたMangaGamerと共に、海外のビジュアルノベル市場を牽引する存在となりそうです。
[/Game*Sparkより転載記事]
《水京@Game*Spark》
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