「日本TVアニメーション大全」刊行「鉄腕アトム」から50年の歴史を辿る、3500作品を網羅

日本のテレビアニメの歴史は、1963年に放送を開始した『鉄腕アトム』から本格的に歩みはじめた。テレビアニメは2013年に50周年を迎えている。
そんな50年の歴史を一望する重量級の一冊「日本アニメーション大全」が、12月16日に世界文化社からが発売された。本書では1963年から2014年までの50年間のテレビアニメを約3500作品を収録している。

「日本アニメーション大全」は、テレビアニメを「作品リスト」「名作ガイド」としてまとめる。また年代順にその年の出来事や流行などのデータを添え、解説する。アニメ番組の作品研究には発表された年代や年次が重要な背景と考え、こうしたかたちを採用した。
そのページ数は720ページにもなり、厚さは7.5cm、重さは約2キロとなる。価格は16000円（税別）だが、2015年3月31日までは刊行記念特別定価14,000円(税抜)となっている。

さらに本書にはインタビューも多数収録している。松本零士さん、安彦良和さん、杉並アニメーションミュージアムの館長である鈴木伸一さん、アニメーションプロデューサーの丸山正雄さん、アニメーターの大塚康夫さんなど大御所が並ぶ。
そしてマルチクリエイターである広井王子さん、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんらもいる。アニメ監督の高橋良輔さん、映画監督の山賀博之さん、まんだらけの代表取締役社長の古川益三さんとコアなメンバーのインタビューが入っている。いろいろな角度からの「アニメ」について書かれる。

収録作品は1960年代の『鉄腕アトム』から『進撃の巨人』まで入っている。繰り返しアニメ化されている作品や、シリーズ作品の流れなども分かるだろう。
年代によっては懐かしみ、新しい発見もありそうだ。年の瀬に長きにわたるアニメの歴史を紐解いてみるのよ良いかもしれない。

「日本TVアニメーション大全」
http://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/14901.html

「日本TVアニメーション大全」
発売日：　2014年12月16日
定価：　刊行記念特別定価本体14,000円(税抜)
※特別定価は2015年3月31日まで
通常定価：　本体16,000円(税抜)