凛として力強い「Skyreach」からガラリとイメージを変え、「月灯り」では強さを秘めながらもせつない感情を歌い上げるバラードに。
声優としてだけでなく、アーティストとしても歩みを進めている雨宮さんに「月灯り」にこめた想いについて語っていただいた。
[取材・構成=川俣綾加]
アニメ『アカメが斬る!』
http://akame.tv/
雨宮天オフィシャルサイト
http://www.amamiyasora.jp/
■ 子どもの頃からカラオケが大好き
―雨宮さんは声優の活動が最初にありましたが、そこからアーティストデビューはどのように決まったのでしょうか?
雨宮天さん(以下、雨宮)
キャラソンは歌うことは過去に何度かあったのですが、自分名義でデビューすることが決まったのは『アカメが斬る!』のアカメ役が決まった後です。嬉しい気持ちもありましたが突然だったので「まさか」と驚くほかない状況で、全然現実味が無いまま過ごしているうち楽曲や歌詞も決まったという流れでした。ミュージックビデオを撮影しているうちに「これ本当なんだな」って思いました(笑)
―高校生の頃は軽音部に所属されていたそうですが、歌うこと自体は昔から好きだったんですね。
雨宮
歌は昔から好きです。友達とはカラオケにも行きましたし、ヒトカラ(*)も好きです。歌もカラオケも大好きで、その流れで軽音部でボーカルも担当していました。
(*)ヒトカラ=ひとりだけでカラオケに行き歌を練習すること。
―軽音部となると、高校生活はほぼ歌っていますね。すごい!
雨宮
本当によく歌っていましたね。 あの日々が生かされていたらいいなと思います(笑)
―カラオケでは何を歌うことが多かったですか?
雨宮
演歌や歌謡曲、懐メロ、80年代の歌やアニソンも。演歌や歌謡曲はたくさん知っているわけではありませんが「天城越え」「津軽海峡冬景色」など有名なものを歌っていました。
アニソンはちょうど中学生の時に『涼宮ハルヒの憂鬱』が流行って、給食の時間に校内放送で「ハレ晴レユカイ」が流れていたのでそれを歌ったり、『創聖のアクエリオン』のテーマ曲も歌っていましたね。アニソンはその時流行っているものを歌うことが多かったです。他には「残酷な天使のテーゼ」や「魂のルフラン」も。
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