キャラクターの“再現度”がハンパない「ダンガンロンパ THE STAGE」
高浩美のアニメ×ステージ&ミュージカル談義『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~』キャラクターの“再現度”がハンパなく、作品愛が詰まった2.5次元舞台として原作から“飛び出す”
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高浩美のアニメ×ステージ/ミュージカル談義
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キャラクターの“再現度”がハンパなく、
作品愛が詰まった2.5次元舞台として原作から“飛び出す”
高浩美のアニメ×ステージ&
ミュージカル談義
[取材・構成: 高浩美]
■ 演出のオファーに“え、演出ですか?”しかも葉隠康比呂役もオファーされ“本物連れてきてください”
なんと、“本物”松風雅也とのWキャストが実現
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』、2010年11月25日にスパイク(現:スパイク・チュンソフト)から発売されたPlayStation Portable用のゲームソフトで、ジャンルはハイスピード推理アクション。このゲームはたちまち人気となり、2012年には続編『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』が発売。そして今年、2014年9月25日には本作と続編の外伝エピソード、『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』が発売中である。テレビアニメ化は2013年、舞台化は初、となる。
この舞台化の演出はNON STYLEの石田明、オファーがきたときの感想は「まさか、演出?」と思ったそうである。
「本当は脚本を担当したかったんです。だから“え、演出ですか?”って(笑)」
しかも葉隠康比呂役も、である。
「元々、出演は断っていたんですよ。演出するならそれに集中したいんで。でも“出て下さい、絶対に葉隠康比呂役に合うと思うし~”と……でも”僕が葉隠康比呂を演じるなら、思い切って本物(松風雅也)連れてきてください“みたいなことを、Wキャストでね。”だったら思い切って葉隠康比呂やることが出来る“ってお酒の席で言って……」
そして声優の松風雅也とのWキャスト実現、となったそうである。でもやるからには、
「本物に近づけても意味がない。本物が違う日に演じてくれるんだったら僕は僕なりの葉隠康比呂やると」
観る方はこの競演、お楽しみポイントであろう。
ところで、葉隠康比呂もかなり強烈なキャラクターだが、それ以外のキャラクターもとにかく個性的。
「超高校級の集まりですからね~」と語る。アニメ版でも最後にどんでん返しが“ドカーン”と来るが、この“超どんでん返し”がこの『ダンガンロンパ』の真骨頂だろう。ゲーム、アニメはカットバックを多用し、スピード感と疾走感でぐいぐいとテンポ良く引きつけたが、舞台版はちょっと趣を異にするようである。
「カットバックだとそこしか見えていない。しかし、舞台はカットバックがありませんので、他の人の表情も一度に見られる……どの人に感情移入するかは自由ですので、きっと深みのあるラストになると思います」
『ダンガンロンパ THE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~』
(C)Spike Chunsoft Co., Ltd./希望ヶ峰学園演劇部 All Rights Reserved.
《animeanime》
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