映画となった劇画とは?「TATSUMI マンガに革命を起こした男」映像の魅力が予告編にぎっしり
世界各国の映画祭で高い評価を受け続けたアニメーション映画『TATSUMI』が日本でも上映される。この予告編が公開された。
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本作はシンガポールの巨匠エリック・クーが、日本の劇画の父とも呼ばれる辰巳ヨシヒロの半生を描いたものだ。海外から描いた日本のマンガ家の姿ということでも大きな話題呼んだ。作品は辰巳の人生を描くと共に、日本のマンガ史のなかで重要な位置を占める劇画を理解する手掛かりにもなっている。
もうひとつ注目したいのが、その複雑な映像表現だ。辰巳ヨシヒロが半自伝として描いた『劇画漂流』を軸に、辰巳の代表的な短編5編がオミニバス的に織り込まれる。さらに実写パートともあるが、その表現は難しさではなく、辰巳ヨシヒロの多彩な世界を描き出す。
またアニメーションパートは、よく見られるCGアニメーションやセルアニメーションとは全く異なった表現になっている。まるで劇画の絵がそのまま動き出したかのような印象を与える。
このほど公開された本作の予告編では、そうした映像の魅力をたっぷり盛り込んだ。映画を象徴する「劇画」と名付けた瞬間、手塚治虫から直々に長編を書けと諭されたシーン、辰巳ヨシヒロの人生のターニングポイントを場面が集められている。
さらにそこで繰り広げる映像は、映画への期待を高めるのに十分だろう。公開までにはまだ少し時間があるが、ここでまず映像を楽しみたい。
『TATSUMI マンガに革命を起こした男』
11月15日(土)角川シネマ新宿 他全国公開
監督: エリック・クー
原作: 辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」(青林工藝舎、講談社刊)
声の出演: 別所哲也(一人六役)、辰巳ヨシヒロ
配給: スターサンズ
『TATSUMI マンガに革命を起こした男』
(C)ZHAO WEI FILMS
《animeanime》
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