「寄生獣」ミギー役に阿部サダヲ キャプチャー撮影で熱演、スクリーンで動き出す
「寄生獣」の新一の右腕に寄生するパラサイト(寄生生物)のミギー役が発表された。異色の俳優として高い評価を受けてきた阿部サダヲさんがこれを演じることが決定した。
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阿部サダヲさん(ミギー役)コメント
「原作は、何年か前に「すごいマンガがあるよ!」と薦められて読みました。発想がすごくて面白いなと思いながら読みました。ミギーってすごく印象的だしいい役なので、ミギー役に決まった時「僕でいいんですか?」と思いましたが嬉しかったです。
声だけでなく、モーションキャプチャースーツを着て動きも演じると聞いた時からドキドキし始めました(笑)。もともとそんな撮影をするって知らなかったんです。(最初は)いけるなって思ったんですけどそうでもなかったです(笑)。
みんなが撮影を始める前に自分だけ撮影が始まったので、孤独でした。染谷君だけいてくれて一度テストで合わせるけど、本番になるといないんです。(モーションキャプチャ用の)カメラが自分の周り至る所にあるので、誰も中に入ってこられなくて・・・。でも実際に動くミギーを見て、少し孤独ではなくなりました。自分が演じているのに、ミギーを見ると「いいぞ!」って思える。(自分の)子供じゃないけれどすごく愛おしいんですよ。ミギーには本当にがんばって欲しいです。
完成がすごく楽しみです。共演者にも会っていないしロケ地も一ヶ所も見ていない。スクリーンで初めて観るんです。僕が一番よいお客さんになるかもしれないです。」
山崎貴監督コメント
「ミギーというキャラクターはとてもドライな存在で、あまり感情を台詞にのせることはできません。それを魅力的にこなすには、実は通常の芝居の何倍もの難しさがあると思います。そんな難役を誰にやってもらうか…スタッフとの会議で出てきた“阿部サダヲ”という名前は、そこに居る誰もが一発で納得する説得力がありました。阿部さんには声のみならずパフォーマンスキャプチャーにも挑戦してもらいミギーという存在の核となる部分を作ってもらいました。早く阿部さん演じるミギーを皆さんに紹介したくてうずうずしています。」
染谷将太(泉新一役)コメント
「ミギーと5ヶ月も現場を共にしました。それを作り上げていただけたのが阿部サダヲさんでした。とても愛らしくスイートなミギーを見事に演じてくださりました。撮影に入る前に声録りとミギーの動きのモーションキャプチャーを阿部さんと一緒に作りました。それを土台にして現場で自分とミギーの大冒険を作りました。CGとのお芝居ではあったのですがデジタルという素材に生を吹き込んでいただけたおかげで現場であたかもミギーとお芝居をしている感覚になりました。自分にはミギーが見えてました。」
映画『寄生獣』
/http://kiseiju.com/
2014年11月29日全国東宝系ロードショー
《animeanime》
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