「宇宙兄弟#0」8月9日全国で発射　平田広明さんの目に涙？劇場でサプライズ

小山宙哉さん原作の劇場アニメ『宇宙兄弟#0』が、8月9日に全国劇場で初日を迎えた。本作は原作やアニメで描かれる前のストーリー、前日譚を描くものだ。「#0」とタイトルにつけられたのも、本作の原点を描くとの意思を表示したものである。
映画制作にあたっては、小山宙哉さんが自らオリジナルの脚本を描き下した。誰もがこれまで知らないオリジナルストーリーがスクリーンで展開する。

初日となった9日には、恒例の舞台挨拶が行われた。新宿ピカデリーには、主人公の南波六太役の平田広明さんと南波日々人役のKENNさんとふたりの声優と渡辺歩監督が登壇し、本作に対する想いとファンへの感謝を語った。
最初に会場を沸かせたのは、ブルースーツにハットとサングラスという出で立ちで登場した渡辺監督だ。これは勿論、六太のコスプレになっている。これに会場は一気に沸き、和やかなムードとなった。

そんな渡辺監督は、本作で0話が描かれた経緯から語った。「映画を作るにあたってどういう物語にしようかと考えた結果、“夢の原点を”描こうと。これは原作でも描かれていなかったので、“夢の原点”を描くことによって、さらなる先の夢へはずみをつけたい思い、こういう物語にしました。」。
平田さんからは、「とっても面白かったですよ。ただし、“宇宙兄弟”というタイトルなのに、（六太は）一切、宇宙に絡んでねぇな～と。原作の前の話だと聞いていたので、想像はついていたんですけど、ちょっと寂しい思いはしましたね。」と。そしてKENNさんは、「色んな原作の伏線がつまっていて、そういう部分も含めすごく“宇宙兄弟”らしいし、（伏線を）発見する喜びを感じましたし、ワクワクしましたね。」と映画の見どころについて話した。

舞台挨拶の後半には、8月7日が平田広明さんの誕生日ということから、平田さんのためのバースデーというサプライズが登場した。南波六太のイラストが描かれたケーキが舞台に運ばれて、会場からはハッピーバスデーの大合唱が湧き起こった。
KENNさんがお祝いのコメントを贈ると、平田さんはハンカチを取り出し涙を拭うフリをし、会場は大きな笑いが巻き起こった。さらに平田さんは「ツイッターで“日中ご覧になる方、目が真っ赤になるから、サングラスをもってきてください”と注意喚起していたんですが、実感なっさったでしょ？ストレートに感動が伝わる映画ですよね。2回目観る時も、ハンカチとサングラスは忘れずにもってきてください。」とファンにメッセージを伝えた。

『宇宙兄弟＃０』
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『宇宙兄弟＃０』
(C)宇宙兄弟CES2014