「風立ちぬ」原画展、ソラマチではじまる 設定やイメージボード、原画が100点以上
宮崎駿監督の最後の長編作品とされるスタジオジブリの『風立ちぬ』の原画展が6月25日から東京ソラマチで始まった。6日間のみという貴重なものである。
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作家・堀辰雄と零戦の設計者として知られる堀越二郎を掛け合わせた男性を主人公に、大正から昭和、世の中が徐々に戦争に向かっていく中で、恋に仕事に己の力の全てを懸けていく男の姿を描き出す。
原画展では、本作の制作初期段階に宮崎監督が描いたイメージボード、キャラクター設定や背景画、美術監督による美術ボードなど100点以上の原画および、そのほかの資料が展示されている。
特に目を引くのが、鮮やかな色づかいで描かれる青空にオレンジ色に輝く夕焼け、入道雲が広がる空など様々な種類の「空」に、緻密な筆致で確かな存在感を持って額縁の中に佇む数多くの「飛行機」。
宮崎監督が抱き続けた“飛ぶことへの憧れ”を感じさせるイラストの数々は必見! 1枚1枚の壁に飾られた絵が、いまにも飛び出してきそうな迫力で観る者の心に迫り、強く訴えかけてくる。
この日は初日ということで13:00からの開場(※26日以降は10:00~)となったが、会場には開場前から多くのファンが詰めかけ、列をなしていた。
なお、本作のブルーレイ&DVD発売に加え、宮崎駿の手による『ルパン三世 カリオストロの城』から『風立ちぬ』までの映画11作品を揃えた「宮崎駿作品集」もまもなく発売。
さらに、スタジオジブリの最新作『思い出のマーニー』も7月19日(土)より公開。これに合わせて「思い出のマーニー 米林宏昌原画展」が7月18日(金)より西武池袋本店にて開催されるほか、同作で美術監督を務める種田陽平が本作の世界を巨大空間アートで表現する「思い出のマーニー×種田陽平展」も7月27日(日)より江戸東京博物館で開催されるなど、ジブリの世界観が楽しめる展示やイベントが目白押しとなっている。
『風立ちぬ』ブルーレイ&DVDは発売中。
「『風立ちぬ』原画展」は6月25日(水)より30日(月)まで東京ソラマチ5F「スペース634」にて開催中。
『風立ちぬ』原画展が開幕 この夏はジブリ美術展が目白押し!
《text:cinemacafe.net》
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