――AA
悠木さんが演じたことのないタイプのキャラクターだったと思いますが、そこはいかがだったでしょうか。
――悠木
ジンには本当に勉強させてもらいました。この子は身長が175cmあって私とは体格が全然違うんです。彼女のイメージに合わせた声の波形にするのがすごく難しくて、胸を開いたり、呼吸をさらに深いところまでのせてあげると、ちょうど彼女の体格感になるんだと学ばせてもらいました。私、これまで身長が160cm以上あるキャラクターをやることがあまり無かったので(笑)
――AA
幅を広げてくれたキャラクターということですね。
――悠木
広げてくれました。そして、夢が叶ったと思います。一度でいいからジンみたいなキャラクターを演じてみたくて、でも一生無いかもしれないな、なんて思っていたので。まだジンというキャラクターに足を踏み込んだ状態で、ゲームもまだまだ続いていくので彼女をもっと掘り下げていけたらいいなと思います。アニメは最終回に向かって走っていますが、オンラインゲームでまだまだ世界が広がっていきます。私も精一杯サドに演じています!(笑) アニメから入った方には、ぜひゲームも楽しんでいただきたいです。

――AA
オンラインゲームの「ブレイドアンドソウル」の魅力を教えてください。
――悠木
私視点でいうと、ゲーム版のジンはこれまで演じた史上最もサドです。ゲームはアニメよりもサドです! 「今から悠木と一緒にプレイしようかな」みたいな気持ちで楽しんでいただきたいです。ジン以外にも魅力的なキャラクターがたくさん登場して、何よりMMOの魅力は自分が作ったキャラクターが一番愛おしくなること。ぜひ「俺の考えた最強の美少女」を作って楽しんでいただきたいです(笑)。
――AA
もし、「ブレイドアンドソウル」の世界に入ったら悠木さんはどうしますか?
――悠木
ゲームだと、限りなくジンに近づけたキャラクターを作りたいです。プレイヤー名を自分の名前にしてプレイするのが夢です! アニメなら、カレンさんの旅館で働かせてもらいます。
私、絶対戦えないし、すぐにやられちゃいそうです(笑)カレンさんには「別世界で人と接する仕事をしていました」なんて自己PRをしてみたいです。
――AA
最終話放送に向けて、読者にメッセージをお願いします。
――悠木
ジン・ヴァレルは最終話が本気で、彼女の見せ場となります。これまで1話に吐息しかない、みたいなこともあって、私は現場では「ギャラ泥棒」なんて呼ばれたこともあったんですが(笑)、最後は喉が潰れるんじゃないかというほどしゃべっています。彼女がこれまで何を思ってきたかが明らかとなる、やっと彼女の深くてせつない部分がわかるお話になっていると思います。
彼女と一緒に戦っている気持ちになっているので最終話のアフレコ後は、アドレナリンが出すぎて眠れなくて、同時にせつなくて……そんな風になるくらい心を傾けて演じているので、最後まで見届けていただけると嬉しいです。
――AA
本日は、ありがとうございました!

『ブレイドアンドソウル』(TBSテレビ)
/http://www.tbs.co.jp/anime/blade/
『ブレイドアンドソウル』公式サイト(NCsoft)
/http://www.ncsoft.jp/bns/