「ダム・キーパー」日本語公式サイトオープン 映画祭を席巻する堤大介、ロバート・コンドウ共同監督作品
米国在住のアーティスト堤大介さんと日系人アーティストのロバート・コンドウさんが共同監督する短編アニメーション『ダム・キーパー』が世界の映画祭で話題を呼んでいる。
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作品は数多くの国際映画祭に出品され賞賛を浴びている。このうちニューヨーク国際子供映画祭では オーディエンス・アワードを、サンフランシスコ国際映画祭では子供アニメーション部門ゴールデンゲートアワード、トロント国際映画祭TIFF KIDSではベスト短編アニメーション(審査員9歳ー13歳)、シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭では特別賞を受賞、数多くの賞に輝く。作品への評価の高さはこんなところから伝わる。
一方で、これまで『ダム・キーパー』の日本での上映はなく、本作に関心を寄せる映像ファンをやきもきさせていた。それがこのほど国内で初上映されることになった。5月30日から東京と横浜でスタートするSSFF & ASIA 2014のプログラムとなっている。
『ダム・キーパー』は、CGアニメーション部門の23本の作品のひとつ。「CGアニメーション A」のプログラムとして、5月30日17時50分からは表参道ヒルズ スペース オーにて、6月6日19時20分と6月10日17時10分からは横浜・ブリリア ショートショート シアターにて上映される。スクリーンで観る貴重な機会となる。
また5月27日には、作品を紹介する日本語の公式サイトも立ち上がった。公式サイトではあらすじやスタッフを紹介するほか、PVやメイキング映像、さらに設定なども掲載する。作品をさらに深く理解することが出来る。
『ダム・キーパー』は、世界が大気汚染に覆われた時代の物語。豚の少年は、8時間に一度、歯車のネジを巻いて風車を動かすことで汚染された空気をダムの外側に追い出すことで街を守ってきた。
しかし、少年は家族も友達もなく孤独だった。街人たちは、ダムが誰によって動かされているのか、そしてダムの向こう側に何があるのかすら忘れていた。あるとき少年の学校に絵を描くことが好きで天真爛漫なキツネがやってきて、その出会いが少年を変えることになる。
共同監督の堤大介さんは、米国のアニメーション業界で大きなキャリアを築いていることで知られている。現在はピクサーでアートディレクターを務める。『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』では光と色彩のディレクションを担当する。そうした確かなクリエイティブは本作にも反映されている。
ロバート・コンドウさんも、トップクリエイターの一人。『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』のアートディレクターをつとめるなど大きな実績を持っている。
『ダム・キーパー(The Dam Keeper)』
日本語公式サイト /http://thedamkeeper.jimdo.com
SSFF & ASIA 2014
/http://www.shortshorts.org/2014/
《animeanime》
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