「沼田友のショートアニメーション」トリウッドで特集上映 「荒波 -LOVE LETTER-」など
下北沢のミニシアター・トリウッドで短編作品集「沼田友のショートアニメーション」の上映が行われる。5月17日から30日までの2週間限定ロードショーだ。
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期間中は、アニメーション作家・沼田友さんの最新作・全11篇からなる『伝える』を披露する。注目の作家である沼田友さんの世界が堪能できる。
沼田友さんは、情感のある会話劇をCGアニメーションで表現してきている。現代社会を生きる登場人物たちは、主に会話劇によって暖かく、そして時に辛辣に描かれる。
今回トリウッドに登場するのは、閉会間近の同人誌即売会を舞台にした『15時30分の拍手喝采』、自主制作アニメーションの絶望を描く『荒波 - LOVE LETTER -』などだ。なかでも『雨ふらば 風ふかば』は、第17回学生CGコンテストで優秀賞やSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012の短編コンペティション部門に入選などの評価を得た。
『荒波 -LOVE LETTER-』は、ネットで話題となっていたのを覚えている人も多いに違いない。『荒波 -LOVE LETTER-』はアニメーションに関わらず、自主制作経験のある人なら誰しも思うところをストレートに表した。後半は、これまで自主制作で話題となった作品が列挙されていくのもあって頷けるものになっている。
それらの作品の中に『ほしのこえ』も登場していることから新海誠監督も、「作り手のヒリヒリした感情は繋がっている」と自身の初期を振り返っていた。
今回、沼田さんが作品集を上映するトリウッドは、まさに新海監督が『ほしのこえ』で伝説を作った場所でもある。2011年に公開した『ぶらりん』から新作の『むすんで ひらいて』まで11作品を一挙に堪能できる。
上映は平日が20時(火曜定休)、土・日が17時および20時である。料金は 一般・シニアが1200円、学生が1000円となっている。
平凡な日常の中に潜む微妙な関係や、人前で外に出しにくい本心をダイレクトに伝える作品群に、共感する部分も多々あるだろう。日によっては沼田さんだけでなく、ゲストを招いたトークもあるので参加してみたい。
[真狩祐志]
トリウッド
/http://homepage1.nifty.com/tollywood/
上映作品
1.『ステージ・オブ・ザ・グラウンド』/2.『天体観測』/3.『ぶらりん』/4.『月を爆撃機』/5.『See you, soon』/6.『クラッペ!』/7.『荒波 -LOVE LETTER-』/8.『15時30分の拍手喝采』/9.『むすんで ひらいて』/10.『帰郷列車 <春>』/11.『エンディング』
トークイベント
5月17日17時の回上映後:新海岳人、井上涼、大山慶、沼田友
5月23日20時の回上映後:助川勇太、岡田拓也、沼田友
5月25日17時の回上映後:塚原重義、未乃タイキ、沼田友
5月30日20時の回上映後:ぬQ、ひらのりょう、沼田友
5月21日、28日20時の回上映後:沼田友ミニトーク
《animeanime》
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