「言の葉の庭」が長編部門グランプリ シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭で | アニメ!アニメ!

「言の葉の庭」が長編部門グランプリ シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭で

新海誠監督の映画『言の葉の庭』が、ドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭の長編アニメーション部門(AniMovie)でグランプリを受賞した。

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(c)Makoto Shinkai/CoMix Wave Films
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新海誠監督の映画『言の葉の庭』が、ドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭(Stuttgart Festival of Animated Film)の長編アニメーション部門(AniMovie)でグランプリを受賞した。今年のシュトゥットガルト映画祭は4月22日から27日まで開催された。グランプリは最終日の授賞式に発表された。
シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭は、期間中過去最高の8万5000人の参加者があり、世界各国から応募のあった1000本以上から選りすぐりの作品を上映する。国際見本市や企画プロジェクト、カンファレンスも併催し、アヌシー、オタワ、広島、ザグレブの世界4大アニメーション映画祭と並ぶ評価を受けている。

AniMovieはこのうち長編コンペティション部門にあたる。映画祭でも主要部門のひとつになっている。2014年は南アフリカ、フランス、イタリア、デンマーク、ノルウェー、米国、ベルギーなどから12作品が選出された。
この中には日本から西久保瑞穂監督の『ジョバンニの島』も選ばれている。また米国の有名監督ビル・プリンプトンの『Cheatin'』、エレーヌ・ジローとトーマス・ザボ共同監督の『ミニスキュル~失われた蟻の渓谷』などもあった。『言の葉の庭』は、こうした有力作品の中からグランプリに輝いた。万葉集への引用に代表される“言葉”が重要な位置を占める作品だが、その映像、ストーリーの魅力が国境を越えたかたちだ。

『言の葉の庭』は、『ほしのこえ』や『秒速5センチメートル』などで知られる新海誠監督が2013年に発表した。靴職人を目指す高校性タカオと、彼が雨の日に公園で知り合った女性ユキノとの交流を描いた。作家性が高く、詩的な演出でも知られる新海誠監督らしい作品に仕上がった。
2013年5月には劇場公開もされ、スマッシュヒットになっている。新海誠監督の新たな代表作として、各国の映画祭、映画イベントで注目を集めている。

シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭(Stuttgart Festival of Animated Film)
/http://www.itfs.de/en/

『言の葉の庭』
/http://www.kotonohanoniwa.jp/

《animeanime》

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