手塚治虫文化賞、第18回ノミネート10作品決まる 「3月のライオン」が3年連続候補入り
朝日新聞社は3月4日に、第18回手塚治虫文化賞の候補10作品を発表している。このなから選考でマンガ大賞が決定する。
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このうちマンガ大賞は、年間を通じて最も優れた作品に贈られる。今回の候補作品は、この審査対象となる。専門家や書店などによる推薦を参考に、8人の社外選考委員が持ち点方式で投票、その上位10作品である。
今年の特徴は、これまでにも候補に挙がった作品が半数を占めたことだ。『I 【アイ】』(いがらしみきお)、『銀の匙Silver Spoon』(荒川弘)、『3月のライオン』(羽海野チカ)、『羊の木』(原作 山上たつひこ 作画 いがらしみきお)は昨年に引き続きノミネートされた。これらの作品は前回の一次選考の投票で上位4つを占めていた。昨年に引き続き高い評価を受けたことになる。
とりわけ『3月のライオン』は、3年連続の候補作品となった。とりわけ昨年は一次選考の得点ではトップだけに、今回の行方が気になる。
2013年に一大ブームを巻き起こした『進撃の巨人』(諫山創)は2年ぶり2度目の候補入りとなった。このほか『愛…しりそめし頃に…』(藤子不二雄A)、『失恋ショコラティエ』(水城せとな)、『どうぶつの国』(雷句誠)、『町でうわさの天狗の子』(岩本ナオ)、『みつあみの神様』(今日マチ子)である。いずれもすでに高い評価を受けているが、未読であればこれを機会に単行本に手を伸ばすのもいいだろう。
候補作品から、今後選考委員により、新生賞、短編賞、特別賞と共に、マンガ大賞が決められる。また、今回は特別企画として、読者投票による読者賞も設けられた。
いずれも結果は3月下旬の朝日新聞紙上で発表される。贈呈式は5月30日を予定している。
手塚治虫文化賞
/http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/
「マンガ大賞」最終候補作品
『I 【アイ】』 いがらしみきお
『愛…しりそめし頃に…』 藤子不二雄A
『銀の匙Silver Spoon』 荒川弘
『3月のライオン』 羽海野チカ
『失恋ショコラティエ』 水城せとな
『進撃の巨人』 諫山創
『どうぶつの国』 雷句誠
『羊の木』 原作 山上たつひこ 作画 いがらしみきお
『町でうわさの天狗の子』 岩本ナオ
『みつあみの神様』 今日マチ子
《animeanime》