「ふうせんいぬティニー」2014年TVアニメ化 川村元気、佐野研二郎共著の絵本がNHK放送
マガジンハウスの発刊するライフスタイルマガジン「カーサ ブルータス」に連載された人気の絵本作品『ティニー ふうせんいぬのものがたり』がテレビアニメ化されることが決定した。
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『ティニー ふうせんいぬのものがたり』は、映画プロデューサーの川村元気さんとアートディレクターの佐野研二郎さんが共著のかたちで「カーサ ブルータス」に連載していた。2013年末にマガジンハウスより絵本としてまとめられた発刊されている。発売後から3ヵ月で2万部という、絵本として異例のベストセラーとなっている。
風船をつけた子犬のティニーが、風に飛ばされ雲の上に飛んでいくと、そこ「ふうせんどうぶつ」たちの国があったという冒険物語だ。子ども、大人も楽しめる作品となっているのが人気の秘密だ。
アニメの制作にあたっては、マガジンハウスを中心に4社が製作委員会を組成する。映像やキャラクタービジネスの展開をする。製作委員会に参加するのはマガジンハウスのほか、ソニー・クリエイティブプロダクツ(SCP)、東宝、NHKエンタープライズ(NEP)である。原作の川村元気さんが所属する映画会社の東宝が参加しているのが注目される。
マガジンハウスは国内商品化や原作管理、製作管理などを、SCPは国内商品化を担当する。東宝は映像ソフトと配信、NEPは国内番組販売、海外番組販売、海外商品化をそれぞれ進める。
また、絵本の購買層であった30代女性、その子供をメインターゲットにする。ぬいぐるみや服飾雑貨、インテリア、ステーショナリー、アパレルなどを展開する。3年後に国内20億円のマーケットを目指し、海外展開も視野に入れている。海外は3年後に20カ国での放送と10億円のマーケット創出を狙う。
さらに映像制作を、スティーブンスティーブンが手がけるのも関心を呼びそうだ。スティーブンスティーブンは、博報堂のクリエイティブディレクター古田彰一さんとアニメ監督の神山健治さんが共同CEOを務める話題の会社だ。
これまで『009 RE:CYBORG』関連企画などいくつかの映像制作をしてきたが、独自のテレビアニメ制作は初となる。どういったかたちで、どの様な作品になるのか関心を集めそうだ。
川村元気氏は1979年生まれ。『電車男』や『告白、『モテキ』、アニメ映画では『おおかみこどもの雨と雪』などを製作、プロデュースで知られている。次世代の映画プロデューサーとして注目されている。
佐野研二郎氏は博報堂出身で、アートディレクターとして、『TOYOTA ReBORN』や『サントリー グリーンダ カラちゃん』などを手掛けた。『井上陽水 Love Rainbow』、『宇多田ヒカル Flavor Of Life』などのジャケットほか、キャラクターや様々なプロダクトも手掛ける。
《animeanime》
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