「キャプテンハーロック」やゲーム「ジョジョの奇妙な冒険」VFX-JAPANアワード最優秀賞決定
3月1日、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014にて、VFX-JAPANアワードの表彰式が開催された。この場で、2014年の最優秀賞受賞作品が発表された。
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アワードは6部門から構成されている。このうち劇場アニメーション映画部門は『キャプテンハーロック』、劇場映画部門は『少年H』に、それぞれ決定した。映画公開時より、その映像表現が話題になった作品だけに納得の結果といえる。
また、イベント・LIVE映像部門は『TOKYO CITY SYMPHONEY』、CM・プロモーションビデオ部門は『Silicon;BootDrive』だった。ゲーム映像部門は『ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル』、そしてテレビ番組部門は『八重の桜』が受賞した。
VFX-JAPANアワードは、国内のCG・VFX業界の振興支援をするVFX-JAPANが主催。今年で2回目と始まったばかりのアワードだが、近年、映像表現におけるCG・VFXの存在感を増しており、注目度は高い。
特にこの分野にフォーカスしたアワードはこれまでになく、業界の関係者が自ら選ぶという点でも重要だ。受賞作品の意義も大きいだろう。
『キャプテンハーロック』は、2013年9月に全国公開された話題作である。往年の人気作品をフルCG、そしてキャラクターの動きをモーションキャプチャーで新しい映画を撮った。国内だけでなく、海外でも上映され人気を呼んでいる。
劇場アニメーション映画部門では、『キャプテンハーロック』のほかに、『サカサマのパテマ』、『ベルセルク 黄金時代篇 III 降臨』、『SHORT PEACE』が優秀賞(ノミネート)になっている。2Dアニメからフル3DCG、さらにそのハイブリッド、並べてみることで日本のアニメ映像の現在も見えて来る。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014では、VFX-JAPANアワード表彰式だけでなく、京楽ピクチャーズPRESENTとして、特撮・VFX関連のプログラムに力を入れている。
「特撮の旗手が語る伝統と革新」、「実写版 魔女の宅急便 VFXメイキングセミナー」、「<スタジオカラー>が巻き込む、特撮・VFXの今」、「東京、ロンドンを結ぶ~『WOW株式会社の未来ビジュアルデザイン戦略』」といったプログラムが組まれている。夕張から日本の最先端の映像技術の情報発信をしている。
『キャプテンハーロック』 荒牧伸志監督のコメント
「製作の段階から"失敗すんなよ!"と言われ続けプレッシャーも感じていた作品でしたが、光栄な事に海外でも評価頂き、なんとか面目が保てたようで安心しています。
そしてこの賞はきっと「もっと頑張れよ」という意味も込めて頂けたと思っています。本当に素晴らしい賞をありがとうございました。」
『少年H』 VFXスーパーバイザー テレビ朝日クリエイト 戸枝誠憲さんのコメント
「実はこの作品は降旗監督の映画にCGなんていらないのでは、というマイナスな意見の中スタートしました。
しかし撮影が進んだある時、監督とタクシーに同乗した際に「昔は“蜘蛛が必要だから蜘蛛を捕まえてこい!”と言われ何日も探し続けたものだけど、今は蜘蛛が必要なら蜘蛛を描いてもらえれば良いじゃないかと思うようになったよ」と言われ、とても励みになりました。
これからもっとVFXの認知度も上がり、若い世代にもこの業界が盛り上がっていければ良いなと思っています。」
[VFX-JAPANアワードの最優秀賞受賞作品]
■ イベント・LIVE映像部門
『TOKYO CITY SYMPHONEY』
■ CM・プロモーションビデオ部門
『Silicon;BootDrive』
■ ゲーム映像部門
『ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル』
■ テレビ番組部門
『八重の桜』
■ 劇場公開アニメーション映画
『キャプテンハーロック』
■ 劇場公開映画部門
『少年H』
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014
開催日程: 2014年2月27日~3月3日
/http://yubarifanta.com/
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