マイケル・アリアス氏「スノーピアサー」を語る “「未来世紀ブラジル」の影響も?”
現在公開中の映画『スノーピアサー』のトークイベントが、2月22日、角川シネマ有楽町3周年記念として実施された。トークイベントにはマイケル・アリアス監督が登壇した。
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この映画のトークイベントが、2月22日、角川シネマ有楽町3周年記念として実施された。トークイベントにはアニメ映画『鉄コン筋クリート』などで知られるマイケル・アリアス監督が登壇、本作の魅力を語った。
実はポン・ジュノ監督は、近年観た日本のアニメ作品のなかで『鉄コン筋クリート』が特にお気に入りと話している。また、この映画のシロの声を気に入って、それをキッカケとして、ジュノ監督は『TOKYO!<シェイキング東京>』で蒼井さんを起用した。
そうした縁もあり今回のトークが実現した。当代きってクリエイターが、もうひとりのクリエイターを語るユニークな内容になった。
蒼井優さんのエピソードをトークの前に初めて聞いたアリアス監督は、「嬉しかったです。顔を出していなかったのにどこが好きだったのかな」と喜んだ。
アリアス監督は『スノーピアサー』の海外予告編を観た時、「最近ありがちな真面目な感じのSFなのかと思ったのだけど、実際観たら全く印象が違いました」という。そして「一言で説明するのが難しい映画です。『グエムル -漢江の怪物-』も同じでジャンルを一言で言うことができないけど、それが好きな理由です」と続けた。
また、SF作品が大好きとのことだ。「最近だと『エリジウム』、『オブリビオン』、『ゼロ・グラビティ』など色々観ています」と。
「昔観ていた『未来世紀ブラジル』、『マッドマックス』シリーズや『ロスト・チルドレン』、『デリカテッセン』など楽しんで観ていて、作られた世界のドラマがすごく面白かった。『スノーピアサー』にはそれらのように、色んなところに遊びがあるなと感じました」と本作の魅力を説明した。
最近のSF映画には現実世界の延長線として正確に作られる傾向があるという指摘に対して、「ギリアムというキャラクターもいるし、僕の予想では、『スノーピアサー』は『未来世紀ブラジル』の影響を受けているのではないかと思います(『未来世紀ブラジル』の監督はテリー・ギリアム)」と熱く語った。
[真狩祐志]
『スノーピアサー』
/http://www.snowpiercer.jp/
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