「いぬやしき」講談社のイブニングで連載開始 「GANTZ」の奥浩哉が挑む新たな地平
1月28日発売の講談社の「イブニング」4号で『いぬやしき』の連載が始まった。描いているのは『変 ~鈴木くんと佐藤くん~』や『GANTZ』などで知られる奥浩哉さんである。
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奥浩哉さんは、『変 ~鈴木くんと佐藤くん~』や『GANTZ』などで知られる人気マンガ家である。マンガは巻頭カラー57ページでスタート、もちろん表紙も『いぬやしき』なので店頭でも目立っている。
奥浩哉さんは1992年から集英社の「週刊ヤングジャンプ」にて連載していた『変 ~鈴木くんと佐藤くん~』が、1996年にはテレビドラマ化などのメディアミックスでヒットを記録した。続いて2000年から同じく「週刊ヤングジャンプ」にて『GANTZ』を連載開始した。『GANTZ』ではCGを取り入れた緻密な作画、スリルある壮大な展開でも好評を博している。こちらもアニメ、ゲーム、実写映画などの様々な展開を見せるヒットとなったのは記憶に新しい。
このたび連載が開始された『いぬやしき』の主人公は、初老のサラリーマンである。イケメンでもない、美少女でもない、家庭では信頼もない、会社では出世もない、と“ないない”ばかりの主人公。彼の真実を誰も知らない、誰も想像がつかない物語が紡がれていくことになるという。
『いぬやしき』の主人公が初老のサラリーマンであることが明かされたのは、前号の「イブニング」3号であった。同時に誌上では巻末429ページから、読者の疑問に答えるために『わたしのいぬやしき』を掲載していた。
この『わたしのいぬやしき』では、豪華作家陣11名の予想する『いぬやしき』像が描かれていた。気になる11名は雨隠ギドさん、上条明峰さん、木多康昭さん、久保保久さん、鈴木央さん、濱田浩輔さん、Boichiさん、真島ヒロさん、山本直樹さん、山本英夫さん、よしながふみさんと、多彩な作家陣が各自で思いを巡らせており、読み応えがあった。
『いぬやしき』は初回から急展開となっており、早速読者からも次回への期待の声があがっている。『変 ~鈴木くんと佐藤くん~』から『GANTZ』の連載に移った際も、異なるジャンルへの変遷として注目された。今回も『GANTZ』から『いぬやしき』というジャンルの変遷で、目が離せない作品になりそうだ。
[真狩祐志]
『いぬやしき』
/https://www.facebook.com/inuyashiki
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