ゆうばり国際、映画祭イメージソングとキービジュアルを発表

国際ファンテスティック映画祭のなかでも、有数の歴史を持つゆうばり国際ファンタスティック映画祭が、今年も2月27日から3月3日までの5日間、北海道・夕張市で開催される。開催まで2ヵ月を切るなかで、映画祭の新たな情報が次々に発表されている。
まず、映画祭を盛り上げるキービジュアル、そしてイメージソングである。また、オフシアター・コンペティション部門審査員長、インターフィルム・ショートフィルム・コンペティション部門の審査員も明らかにされている。

キービジュアルは、松本力さんの「Night Watch (Deer-Man)」を原画にしている。晩秋の夜明けの道で出会ったゆうばりの鹿をイメージしているという。
また映画祭イメージソングは、札幌出身のアーティスト・笹木ヘンドリクスさんの「ヒラメキの瞬間」を起用している。新作アルバム『GOLDEN ANTHEM』からの採られたナンバーだ。笹木ヘンドリクスは、新人ながら大規模なフェスに出演し、ライブを中心に活動、いま話題の若手アーティストだ。

映画祭の目玉となるオフシアター・コンペティション部門の審査委員長を、『遠雷』、『ヴィヨンの妻～桜桃とタンポポ～』など数々の名作を撮ってきた根岸吉太郎監督が務める。オフシアター・コンペティション部門はスペイン・シッチェス映画祭プログラムディレクターのマイク・ホステンさん、韓国・プチョン映画祭企画マーケット NAFFディレクターのトーマス・ナムさん、俳優の斎藤工さん　しいなえいひ　さんの審査委員が発表されていた。

さらにもうひとつのコンペティション、インターフィルム・ショートフィルム・コンペティション部門の審査員も決定した。韓国・富川国際学生アニメーション映画祭プログラムディレクターのキム・ユージンさん、そしてアニメーション監督・演出・デザインなどで活躍する荒牧伸志監督である。2013年の大作『キャプテンハーロック』が話題を呼んだばかりだ。もうひとりの審査員である鹿角剛さんは、VFXスーパーバイザーとして『電人ザボーガー』、『ウルトラマンサーガ』などで活躍する。
ショートフィルムのコンペは、今年で2回目を迎えたばかりである。新しい時代の若いクリエーターの発掘と育成を目的としている。

また、気になる上映作品や企画については、今後、札幌市内で開催されるゆうばり映画祭2014ラインナップ記者会見で明らかにされる。一体、どんな作品が飛び出すのか、期待したいところだ。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014
/http://yubarifanta.com/
開催日程：　2014年2月27日（木）～3月3日（月）
会場：　アディーレ会館ゆうばり、ゆうばりホテルシューパロ、夕張市内会場
主催：　ゆうばり国際ファンタスティック映画祭実行委員会、特定非営利活動法人ゆうばりファンタ