──監督と、家庭用ゲーム『ペルソナ』シリーズとの出会いを教えてください。
秋田谷監督
自分は、スーパーファミコンで『真・女神転生』が出た時からやってた人間で、いかに悪魔と合体させるかというのをずっと楽しんでいました。
──生粋のユーザーですね。
秋田谷監督
『真・女神転生if...』や『ソウルハッカーズ』なども遊んでいたんですが、『ペルソナ3』(以下P3)で、雰囲気が一気に変わりましたよね。
最初は斜に構えてたんですが、聞くと評判はいいようなのでやってみたら、どっぷりハマってしまって。『ペルソナ』シリーズの魅力は、『P3』でも変わっていませんでしたね。
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──『ペルソナ』シリーズの中で、最も思い入れのある作品はありますか?
秋田谷監督
やはりオリジナル版の『P3』ですね。特にエンディングが綺麗すぎて、まさに「お話」でした。お酒飲みながら一晩くらい語れますよ(笑)
──分かります(笑)。それだけ人を惹きつける『ペルソナ』シリーズの魅力を、監督はどう考えていらっしゃいますか?
秋田谷監督
仲間たちの存在が大きいですね。個性的ですし、成長させる楽しみもありますし、好きなメンバーでパーティが組めるのも嬉しいですよね。もちろん、ペルソナ合体の要素も外せません
──『ペルソナ』シリーズの魅力として挙げられた仲間の存在ですが、好きなキャラは誰ですか?
秋田谷監督
ゆかりがお気に入りです。あんなに可愛いのに、(ユーザーの)みんなにちゃんと愛されていない気がしていて。なので、今回の話が来た時には、絶対ゆかりを救おうと思ってました(笑)。
あとはやっぱり、今回の制作でずっと主人公と向き合っていたので、すごく愛着が湧きましたね
──2章以降でも、ゆかりと主人公には活躍して欲しいですね。
秋田谷監督
ええ、ぜひとも(笑)
──ちなみに、お好きなペルソナや悪魔は?
秋田谷監督
「サラスヴァティ」ですね。ゲームでは序盤から、回復役としてお世話になっていました(笑)。
──では逆に、苦手だったり、こいつだけは許せないといったキャラクターはいますか?
秋田谷監督特にそういうキャラいませんね。敵ではあっても、嫌いにはならせない話の持っていき方を感じます。
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(C)Index Corporation/劇場版「ペルソナ3」製作委員会