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■ 「ベルセルク」のこだわりに、こだわってみたい
有名な話だが黒澤明は劇中、開かれることのないタンスの中にまで作品世界の衣裳などを入れたという。これは極端な例としても、細部にまでこだわり抜かれた作品はその世界の空気まで感じとってしまいそうになる。架空の世界を作り上げるというのは簡単ではない。「ベルセルク」は作者である三浦建太郎や白泉社により、緻密な時代考証が行われた。『神は細部に宿る』。GREE版『ベルセルク』にもそれは踏襲されている。ソーシャルゲームとは思えないほどの膨大な資料・考証を元に「ベルセルク」の世界が広げられた。宝箱から銀貨、小物に至るまで、「それっぽい」だけではつくられていない強度が、世界の存在感を押し上げる。『ベルセルク』の世界というのはそれだけしてやっと「ベルセルク」になる。
『鷹の団』が中心でないからこそ見える世界。同じ時代に生きた兵士達の無数の思いも堪能できる。『傭兵シナリオ』パートでは「ベルセルク」の世界における名もなき傭兵達の生き様がじっくりと描かれ、人によってはいかにして『鷹の団』と出会ったのかも語られる。神格化したり、BL的な発想(?)で憧れたり様々だが、『鷹の団』に向ける眼差しはみなアツい。そこに無性に共感してしまう自分がいる。「『鷹の団』に向ける感情ってこれだよ!」となんども頷いてしまう。
「ベルセルク」の黄金時代篇を振り返りながら、かつて戦場を駆っていた『鷹の団』を懐かしみながら、もう一度その世界を旅してみてはいかがだろう。
【アプリDL】
App Store /https://itunes.apple.com/jp/app/id603964257?mt=8
■ ベルセルク~快進撃!怒涛の傭兵団~
対応機種: スマートフォン(iPhone4S以降/iPad第3世代以降)
URL: /http://gree.jp/r/61338/1
カテゴリー: RPG
プレイ料金: 基本プレイ無料(アイテム課金型)
ポータルサイト: /http://www.berserk-project.jp/
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(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS (C) Fields Corporation