JAXAが降水量観測用人工衛星プロジェクトをアニメで紹介 制作はWHITE FOX
日本の宇宙開発を担う宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、日本のアニメが結びついた。JAXAはGPM/DPRのPRアニメをこのほど公開した。アニメ制作はWHITE FOXである。
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GPM/DPRは、JAXAがアメリカの米航空宇宙局(NASA)と共同で行っている人工衛星プロジェクトである。今年度中にGPM主衛星をH-IIAロケットにて種子島宇宙センターより打ち上げる予定だ。打ち上げ後は、衛星の搭載するDPRで雨や雪など、地球全体の降水量や水の循環を高精度で観測する。
[JAXA公式] DPRスペシャルムービー | Anime for JAXA & NASA Space Mission
今回のアニメはこうしたGPM/DPR役割を、分かりやすく解説する。アニメ制作には、テレビアニメやアニメ映画を担当するWHITE FOXを起用している。
WHITE FOXは『STEINS;GATE』や『ヨルムンガンド』などを手がけているスタジオとして知られる。いずれもファンから評価も高い人気作品である。
公式サイトでは、作中でJAXA宇衛座はるか役を演じた竹内恵美子さんとNASAソフィア・シグレー役を演じた上田麗奈さんからもメッセージが寄せられている。注目してほしいシーンとして、竹内さんは「最後の自転車のシーン」、上田さんは「『さっきは…ごめん』のシーン」を挙げている。こちらにも注目しながらアニメでGPM/DPR学んでみたい。
地球の表面積の約7割が水であることはよく知られてい。しかし、その殆どが海水のため、そのうち淡水として我々の生活で利用可能なのは僅か0.3%に過ぎないという。
その一方で、自然災害の約60%が雨による洪水や豪雨とも言われている。GPM/DPRのプロジェクトの目的は、資源と災害、この両側面のメカニズムを探るこだ。
DPRからは3時間置きに全球の降水データが送られてくる予定になっている。このデータの詳細な解析にもとづいて、天気予報から洪水警報、異常気象などといった災害の予測に役立てていく。アニメではそれらの予測と関連させて、この新型人工衛星の要点を紹介する。
[真狩祐志]
GPM/DPRスペシャルサイト
/http://www.satnavi.jaxa.jp/gpmdpr_special/
《animeanime》