近年珍しいエンターテイメントを楽しんで欲しい 『ダンガンロンパ』 岸誠二監督&シリーズ構成 上江洲誠インタビュー 前編
7月に放送開始となるテレビアニメ『ダンガンロンパ』。特殊な学園という閉鎖空間で推理、舌戦、そして論破を繰り広げるスリリングな作品だ。今回は監督を務める岸誠二氏と、シリーズ構成を務める上江洲誠氏にインタビューし、お話を伺った。
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今回は監督を務める岸誠二氏と、シリーズ構成を務める上江洲誠氏にインタビュー。おたがいに根っからのゲーム好きという2人に、今回のアニメ化にかける意気込みから、長年の岸&上江洲コンビによるアニメ作りのポイント、また『ダンガンロンパ』の人気マスコット、モノクマを演じる大物声優の収録まで、ネタバレ厳禁な本作の魅力を、ストーリー以外の面から多彩に語ってもらった。
[インタビュー取材・構成:野口智弘]
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』
7月よりアニメイズム枠にて放送開始
/http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/danganronpa/
■ 『ダンガンロンパ』好きのスタッフがいるからアニメ化しようで始まった
―― 岸監督と上江洲さんによる、ゲーム作品のアニメ化は奇しくもこの春の『DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION』から続くことになりました。
―― 上江洲誠氏(以下上江洲)
岸監督とは『カーニバルファンタズム(2011)』からゲーム原作物が続きますね。自分としては『うたわれるもの(2006)』からずっとゲーム原作物が多いですね。常々、やりこみプレイが大変です。
―― 岸誠二氏(以下岸)
まあ、大変だし、難しいからね(笑)。
―― そもそもおふたりが『ダンガンロンパ』に出会うきっかけは?
―― 上江洲
僕はゲームが出たときに仲間のライターがハマってて、すげえゲームだと教えてもらったのが切っ掛けです。
―― 岸
俺は今回のアニメーションプロデューサーの比嘉(勇二)君にすすめられて。そのときはアニメーションの企画も何も決まってなかったんですけどね。
単純に一ゲームユーザーとして楽しんでました。
―― 上江洲
今回のスタッフは、もともとOVAの『カーニバル・ファンタズム』を作った仲間なんですよ。そのプロデューサーの比嘉さんがゲーム好きで『ダンガンロンパ』に惚れ込んで、当時の現場で岸さんにすすめていたんです。
その比嘉さんがアニメ化の企画を進めていったんですよね。「次はこれだから!」って。
―― 岸
そうそう。
―― 上江洲
制作の許可をいただけるよう、まず企画書を作るわけですけど、そこでの比嘉さんの企画書って絶対にゲームをやり込んだ人じゃないと作れないレベルものなんですよ。
―― 岸
何しろ、いきなりモノクマ単体が動いているアニメをラルケの自腹で作って、スパイクに持って行った。こんな風にしようぜって、ラルケスタッフと相談して作りましたよ。
―― 上江洲
「このメンバーで『ダンガンロンパ』を作りたい。
―― 岸
「このチームでやろうぜ!」という雰囲気でしたね。
―― アニメ化が決まってスタッフを探すのではなく、『ダンガンロンパ』好きのスタッフがいるからアニメ化しようと。
―― 上江洲
そうですね。比嘉さんも僕らがどんな人間か知っていますから、こういうややこしい人間が集まったチームにエッジの効いたタイトルをやらせたいと思っていたんでしょう。
岸 僕としても『ダンガンロンパ』は本当に面白い作品だと思っていたので、っていうか一ファンだったので、監督の話が来たときは「やるやるやる!!」って感じでしたね。やっぱりほかの人には触らせたくなかったし。
《animeanime》
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