国内玩具市場6730億円、前年比2.5%減 カードゲーム16.4%減で苦戦
日本玩具協会は、6月11日に2012年度の国内玩具市場規模と市場動向を明らかにした。国内玩具市場は、6729億5000万円と前年比で2.5%減となった
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日本玩具協会によれば、2011年度は震災の影響で需要の高まりがあり、2012年度はその反動が見られたとしている。また大型ヒットがなかったことも響いたとしている。
協会がコア市場と位置づける主要10分野の合算も、4018億9200万円と前年同期比で5.5%減である。
また、今回の調査とは別に協会は、カプセル玩具と玩菓の市場も算出している。それぞれ270億円と489億円で、これらも併せた市場はおよそ7500億円だ。
2012年度に厳しかったのが、近年、急成長を続けてきたカードゲーム・トレーディングカードゲームである。2011年度は25.2%成長で一挙に1000億円の大台を超えたが、2012年度は855億400万円と16.4%減と大きく減少した。日本玩具協会は、主要なユーザーである小学生男児の需要がキッズアミューズメント機に取られたことが大きかったとしている。
また、男児キャラクターも14.1%減の449億500万円ときつかった。仮面ライダーシリーズは好調だったが、ボーイズホビーなどが落ち込んだ。対照的にレーシングトイが好調だった男児玩具が好調だ。9.%増の410億7800万円である。
好調だったのは、ディズニーキャラクターなどの動きがよかったぬいぐるみである。1860億900万円は、前年比8.2%である。また、女児玩具前年比5.4%減405億1200万円となったが、女児キャラクターは好調だったという。ジュエルペット、プリティリズムが牽引した。
この他、知育・教育は1416億3500万円(2%増)、ホビーは1203億500万円(2.7%)増だった。
玩具全体の傾向は、新機構や新アイディアのおもちゃが多く送りだされていることだ。そうしたなかでスマホやタブレットと結びついたアイテムが目立つのが大きなトレンドになっている。
日本玩具協会
/http://www.toys.or.jp/
《animeanime》
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