ピュアで懐が広い"天然ヒーロー
"相葉裕樹さんインタビュー
後編「チームのリーダーの資質編」
[インタビュー取材・構成:渡辺由美子]
銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
公式サイト /http://mjp-anime.jp/
―― イズルはラビッツのリーダーになりますが、彼の「リーダー」としての資質はどんなものだと思いますか。
―― 相葉裕樹さん(以下相葉)
チームのみんなが遠慮なくツッコめるところだと思います(笑)。
というのは、半分冗談で半分は本当です。
イズルのツッコまれ体質は、物語序盤では特に同じラビッツチームのアサギとのやりとりで対比が出ているかもしれません。
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―― 相葉
アサギは知識も豊富で操縦技術にも長けた優秀な少年です。完璧主義なので、イズルののほほんとしているところにイライラしたりして、よく怒ったりツッコミを入れてきたりします。イズルとアサギはボケとツッコミの関係ですね。物語序盤のふたりは、仲が良いようには見えないでしょうね(笑)。
アサギは、ラビッツに入ったときには自分の能力をラビッツでは活かせないと考えて「チームを変えてください」と言ったりとツンとしています。
でもそんなアサギも、精神的にはナイーブで、すぐに胃が痛くなったり身体に異変がおきたりする。優秀だけど、どこかザンネンな「優秀風」な少年なんですね。
―― 優秀なメンバーにも、やはりザンネンなところがあるんですね。
―― 相葉
ラビッツのメンバーは、それぞれ「欠落したところ」があって、それをみんなでを補い合う。それがチームラビッツの良さなんです。物語の中で、メンバーに欠けた面が見えたり、意外なすごい能力があったりということが描かれていくんですが、それぞれの個性や得意分野を活かして、苦手分野をお互いにサポートしていくようになるんですね。
チームとしては、最初はケンカも多いんですが、だんだん「仲間」になっていきます。ラビッツが「仲間になる」というのは、協調性が育つわけじゃなくて、そこは欠けたままなんですけど(笑)、それぞれが、互いに欠けた部分をフォローする場面も出てきます。フォローするのはイヤではなくて「仲間」だからと思ってのことなんですね。
彼らが「仲間」になっていく、その要になるのがイズルなんだと思います。
『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』
TOKYO MXほかにて毎週木曜22:30より好評放送中
DVD&BD Vol.1は6月21日(金)リリース開始
公式サイト /http://mjp-anime.jp/
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