山本二三の絵本アプリ「歩き屋フリルとチョコレートきしだん」配信 瀬名快伸と記念トークも | アニメ!アニメ!

山本二三の絵本アプリ「歩き屋フリルとチョコレートきしだん」配信 瀬名快伸と記念トークも

2月17日、アニメ美術監督の山本二三さんによるiPad・iPhone向け絵本アプリ『歩き屋フリルとチョコレートきしだん』(価格:450円)が配信を開始した。この配信開始を記念して、東京・渋谷区のラパン・エ・アロにてイベントが開催された

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山本二三さんと瀬名快伸さん
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2月17日、アニメ美術監督の山本二三さんによるiPad・iPhone向け絵本アプリ『歩き屋フリルとチョコレートきしだん』(価格:450円)が配信を開始した。山本二三さんは、数々のアニメ作品の美術担当として著名な存在だ。宮崎駿監督の劇場アニメ『天空の城ラピュタ』や『もののけ姫』、細田守監督の『時をかける少女』などで知られる。
また、本作は声優の瀬名快伸さんの作品を原作としている。瀬名さんは作家としても活躍しており、本作中の文や音楽も担当している。

この配信開始を記念して、東京・渋谷区のラパン・エ・アロにてイベントが開催された。山本二三さんと名快伸さんがコラボしたアプリとあって来場客からも大きな注目が集まった。
イベントでは原画展と朗読会が行われた。山本二三さんの美麗な原画と瀬名快伸さん自らの朗読で来場者は魅了された。
2人によるスペシャル対談では、作品に関するエピソードが語られた。瀬名さんは作中には「悪い魔法使い」も出てくるが、「実は(「悪い魔法使い」)幼少期の自分」と明かすなど、作品に込めた思いに来場者は耳を傾けていた。
山本二三さんは主に制作技法について語った。本作で「セルを分けずにアニメーションの技法で立体感を出した」という話から、ジブリシリーズを手がけた時の裏話に及んだ。「悪い魔法使い」の絵が瀬名さんに「似てる」、「似てない」などの談笑もあり、イベントは終始和やかな雰囲気だった。

『歩き屋フリルとチョコレートきしだん』は、子供向けの絵本アプリとなっている。しかし、独特な世界観としっかりとしたストーリーラインで大人でも充分に楽しめる。
歩き屋フリルは街の中を歩いて不思議を発見するのが趣味。ある日、フリルは街の中でネズミが群がったタルを見つける。タルの中から出てきたのは大きな絨毯。フリルは大きな絨毯に包まれてチョコレートの国へ誘われる。こんな話を手軽に楽しんでみるのもいいかもしれない。
[真狩祐志]

『歩き屋フリルとチョコレートきしだん』
/http://www.cucuri.co.jp/furiru.html

《animeanime》

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