映像は声に合わせて制作 7月放送開始 「夏雪ランデブー」プレスコ進行中
数々の話題作を届けるフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」の7月新番の1本が、河内遙さんのマンガを映像化する『夏雪ランデブー』だ。7月放送開始に向けて、本編制作も進行中だ。
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このうち声優たち演技を録音するレコーディングは、すでに折り返し地点を過ぎている。かなり早いピッチとなるが、これは『夏雪ランデブー』がアニメ化にあたってアフレコでなくプレスコを採用しているためだ。
現在、日本のアニメの多くは、まず本編の映像を制作し、映像の中の動きに合わせて声優がキャラクターの声を演じるアフレコが主流だ。しかし、『夏雪ランデブー』は、まず、声優の声を録音し、これに合わせて作画をしていくプレスコを採用している。キャラクターの演技や口の動きなどのシンクロを高めるのに効果を発揮する。
こうしたなかで本作の松尾衡監督は、これまでにもプレスコにこだわってきた。『紅』といった作品が、やはりプレスコで制作されている。『夏雪ランデブー』では音響監督も務め、キャストの芝居の間や呼吸などの演出にも気を配る。
そんな収録の現場で、葉月亮介役の中村悠一さん、島尾六花役の大原さやかさん、島尾篤役の福山潤さんらプレスコの様子を語っている。
■ プレスコ収録を経験してみて、難しい点はありますか?また、苦労したシーンや表現がありましたら、教えて下さい。
中村悠一さん
「タイミングから何からこちら任せなので、苦労というより楽しくのびのび収録ができている気がしています。ただ動きが多く出るシーンは最終的な動きがわからないので仕上がりを見るまで不安です。」
大原さやかさん
「タイミングから何からこちら任せなので、苦労というより楽しくのびのび収録ができている気がしています。ただ動きが多く出るシーンは最終的な動きがわからないので仕上がりを見るまで不安です。」
福山潤さん
「プレスコ収録を経験してみて、難しい点はありますか?また、苦労したシーンや表現がありましたら、教えて下さい。
「画」という確たるイメージ表現を己の頭の中で構築して、「間」や「動き」を造っていく。「絵」というファクタをぬいた事で得る自由と引き換えに確証という実感は更に難しいところに存在したかと。」
■ プレスコ収録ならではの楽しさはありますか?
中村悠一さん
「絵の制約に縛られず、相手役との掛け合いをしっかりとできるのが楽しいです。テンポや表現の仕方もこちらに任せていただけているので、心地いいです。」
大原さやかさん
「自宅でのリハーサルにあまり意味がない分(笑)、現場での掛け合いで気付くことや生まれるものが多く、会話は生きているんだという実感が楽しくてたまりません。また、より想像力を試されている緊張感もいい刺激になっています。」
福山潤さん
「空間や相手をより感じる事ができます。毎回大変だし、難しいですが、ものすごく楽しいです。」
『夏雪ランデブー』の主人公は、中村悠一さんが演じる純情一途な花屋のバイト青年・葉月亮介。亮介は、店長の島尾六花一目惚れし、ひそかに想いをよせている。しかし、六花の周りにはすでに亡くなった彼女の旦那の幽霊・島尾篤がいる。そこで奇妙な三角関係の物語が展開する。
『夏雪ランデブー』
2012年7月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送予定
natsuyuki.tv
原作: 河内遙「夏雪ランデブー」(祥伝社・フィールコミックス)
監督: 松尾 衡
キャラクターデザイン・総作画監督: 谷口淳一郎
音楽: 村松 健
アニメーション制作: 動画工房
[声の出演]
葉月亮介: 中村悠一
島尾六花: 大原さやか
島尾篤: 福山 潤
《animeanime》
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