宮崎吾朗監督、長澤まさみが「コクリコ坂から」を振り返る DVD・BD発売決定
2011年の邦画NO.1ヒットとなったアニメ映画『コクリコ坂から』が、いよいよDVDとBlu-ray Discになる。
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発売は6月20日、3月16日から予約も開始する。同時に明らかにされたパッケージイラストは、ポスタービジュアルと同じDVD、いまやスタジオジブリのBDではお馴染みの淡いバッグ白抜きの印象的なスタイルのBDはになっている。
DVD・BD発売決定に合わせて、当日、発表会場では、本作の宮崎吾朗監督と主役:海の声を演じた長澤まさみさんによるトークショーも行われた。公開から7ヶ月あまり、あらためて作品を振り返った。
本作で監督2作目となった宮崎監督は、映画を引き受けた経緯について「(鈴木敏夫)プロデユーサーから『やらないとクビだ』と言われた」からと説明する。そのうえでアリエッティの後の企画がなかなか決まらず難航していたなかで、宮崎駿監督からこの企画がでて実現した。「そうなると(映画は)宮崎駿のシナリオになり、プレッシャーとなった」という。
そんな駿監督とのエピソードでは、「コクリコ坂の前は松林、麦畑にしろ。横浜の山手でなくていいんだ」と言われたことを紹介した。勿論、実際の横浜・山手にそのような景色があったわけがない。しかし、それはあったことをありのまま描くのでなく、自分の中から出て来る絵を描けとの意味だったという。
また、『コクリコ坂から』を監督したことで、「映画はこうやって作るのかとやっとわかった」とも。分からない中で夢中でやったという前作(『ゲド戦記』)とは、また異なった経験になったようだ。
ジブリ作品で育ったと話す長澤まさみさんは、日本国民から愛されるアニメの主役はプレッシャーだった」と。さらにアフレコでのエピソードも紹介した。
アフレコの一番の苦労は声質の決定だったようだ。どんな声で演じるか、それを決めるだけで半日位を費やした。なかなか決まらないところ「普段の声」と言われて、明るい声とはやや異なった、いまの映画の声となった。
吾朗監督は、「狙ったわけではない。明るい声はしっくりこなかった」とその意図を明かした。アフレコは最初から決めるのでなく、役者さんと探って行くものなのだという。
『コクリコ坂から』 公式サイト
/http://kokurikozaka.jp/
『コクリコ坂から』
(通常版/横浜特別版)DVD/ブルーレイ
3月16日(金)予約開始
6月20日(水)発売
《animeanime》