ベルリン国際映画祭 日本人3人の短編アニメーション入選
短編部門にノミネートされたのは和田淳さんの『グレートラビット』、泉原昭人さんの『リリタアル』、川本直人さんの『渦潮』である。このうち和田さん
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短編部門にノミネートされたのは和田淳さんの『グレートラビット』、泉原昭人さんの『リリタアル』、川本直人さんの『渦潮』である。このうち和田さんの『グレートラビット』と泉原さんの『リリタアル』がアニメーション作品だ。和田さんの『グレートラビット』は新作で今回がワールドプレミアとして初公開となる。
一方、先日発表されたジェネレーション部門には平林勇さんの短編アニメーション『663114』がノミネートされている。平林さんの『663114』は、このほど第66回毎日映画コンクールで大藤信郎賞を受賞した作品だ。
アニメーションではフランスのアヌシー、クロアチアのザグレブ、カナダのオタワ、日本の広島が世界4大アニメーション映画祭として知られている。その一方で近年は宮崎駿監督、押井守監督などの作品が実写を含む映画祭への出品も増えてきている。
短編においてもその傾向は強い。近年でも世界3大映画祭では、カンヌで辻直之さんや大山慶さんが招待上映されるなどしている。2010年には泉原さんの前作『赤い森の歌』がベルリンで招待上映された。『赤い森の歌』は東京国際アニメフェア2009で受賞するなどしている作品だ。同じく2010年にベネチアでは和田さんの『春のしくみ』がオリゾンティ部門にノミネートしている。和田さんは第14回文化庁メディア芸術祭で『わからないブタ』が受賞するなどしている。
また昨年のベネチアにはオリゾンティ部門に水江未来さんの『MODERN N゜2』と平林さんの『663114』がノミネートしている。平林さんは実写作品では既にカンヌで招待上映とベルリンでのノミネート経験がある。
【真狩祐志】
ベルリン国際映画祭 /http://www.berlinale.de/
第62回ベルリン国際映画祭 短編ノミネート作品(日本人)
短編部門
『グレートラビット』 和田淳
『リリタアル』 泉原昭人
『渦潮』 川本直人(実写)
ジェネレーション部門
『663114』 平林勇
《animeanime》