監督は「クローズZERO」シリーズ、や『十三人の刺客』で世界的な評価を勝ち取り、『ヤッターマン』などでは破天荒なストーリーを展開させる三池崇史さんである。今回も激しい法廷バトルを監督が得意とするCG、VFXもふんだんに活用し、迫力のある映像を作りだす。
作中では、新米弁護士である主人公が罪を着せられた依頼人の無実を勝ち取るため、ウソや矛盾を探し出して真犯人を暴いていく。なかでも東映京都撮影所に築かれた巨大法廷のセットも用いた「異議あり!」と叫ぶ、法廷バトルシーンは本作の目玉になるだろう。
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(c)2012 CAPCOM/「逆転裁判」製作委員会
ゲームでもお馴染みのこの「異議あり!」は、映画でも同様に重要なセリフとなる。このほど、このセリフを活かした「“異議あり!”キャンペーン」ガスタートし、映画の盛り上げに一役買っている。
キャンペーン企画では、まずサイトからテーマが出される。原告となるユーザーは、テーマに沿って身のまわりの異議ありな出来事を投稿する。さらにネット上のユーザーが大法廷で、異議あり!、異議なし!のボタンを用いて審議しあう。ユーザー参加型の楽しいイベント企画だ。
判決はテーマ発表から2週間後に下される。現在だされている第1回目のテーマは、「恋人に関して感じた異議ありなこと」。これに対して、すでに「クリスマスなのに仕事を優先する恋人に異議あり!」や「家事をしない彼女に異議あり!」といった投稿が寄せられている。
この「“異議あり”キャンペーン」の告知は、劇場ロビーの大型宣材スタンディや配布チラシに掲出されている。ネットとリアルをつなぎながら、映画を盛り立てる。
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(c)2012 CAPCOM/「逆転裁判」製作委員会
『逆転裁判』
/http://www.gyakutensaiban-movie.com/
2012年2月11日(土)より全国開廷