第6回札幌国際短編映画祭 最優秀アニメ賞はフランス作品
10月5日から開催された第6回札幌国際短編映画祭が、10日閉幕した。コンペティションの「SAPPOROショートフェスト2011」の各賞も9日に決定
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前回最優秀アニメーション賞を受賞したのは第82回アカデミー賞で短編アニメーション賞を受賞した『Logorama』だった。2年連続の海外作品の受賞になった。このほかの受賞作品にもアニメーション作品は見られるが、いずれも日本のアニメーション作品の受賞はなかった。
今回は88の国と地域から2291作品が集まり、その中からフィルムメーカー部門の4名と作品部門の58作品が本選に進んでいた。
国内のアニメーション作家や作品のノミネートでは、フィルムメーカー部門に和田淳さん、作品部門のファミリー&チルドレンプログラムに河部勝敏さんの『クロマメの札幌誕生』、ナショナルプログラムA&Bに小原正至さんの『concrete☆savanna』、植草航さんの『やさしいマーチ』、水江未来さんの『TATAMP』、白田明日香さんの『土踏まずは夏を知らない』、石田祐康さんの『rain town』となっていた。
和田淳さんは第14回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門で優秀賞の『わからないブタ』や第67回ベルリン国際映画祭のオリゾンティ部門で入選の『春のしくみ』などで知られる。河部勝敏さんは地元のQui Filmに所属で、第2回に『クロマメの魔法のつえ』が最優秀チルドレン・ショート賞を受賞している。
植草さんの『やさしいマーチ』は東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻2期の作品、石田さんの『rain town』は『フミコの告白』に続いての注目作だ。また多作で国内外の映画祭での受賞やノミネートでも知られる水江未来さんの『TATAMP』は最新作である。
【真狩祐志】
札幌国際短編映画祭 /http://sapporoshortfest.jp/
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