人気マンガ家松江名俊　週刊連載同時に30分フルCGアニメ完成

　マンガ家の仕事のなかでも、特に苛酷なひとつがマンガの週刊連載ではないだろうか。そんな週刊マンガ連載を続ける人気マンガ家が、マンガの執筆と並行して独力でアニメ制作を続けた。そして3年間かけて長さ30分余りのフルCGアニメを作り上げた。
　これを成し遂げたのは「週刊少年サンデー」（小学館）で、人気マンガ『史上最大の弟子ケンイチ』を連載する松江名俊さんである。毎週18ページの連載を続けながら、アニメ『技の旅人』を完成させた。

　『技の旅人』は、原作、脚本、製作総指揮、監督の全てを松江名俊さんが手掛ける。およそ31分にわたる本編では、近代文明が失われた世界を舞台に少女てくにの冒険と活躍が描かれる。音楽には、『ほしのこえ』、『星を追う子ども』の天門さんが参加する。
　また、豪華声優陣も注目される。てくに役には釘宮理恵さん、さらに関智一さん、川上とも子さん、佐藤有世さんが参加する。

　その作画のクオリティーから「週刊少年サンデー」編集部を驚かせた映像は、ウェブサイト「クラブサンデー」にて公開中。さらに9月21日発売のサンデー43号より原作マンガ『技の旅人』の掲載も始まる。
　さらに11月18日頃の予定でDVDの発売も予定している。こちらは本編31分に特典映像14分、さらに天門さんのオリジナルサウンドトラックCD33分を加えて税込3150円（予価）となる。
　その驚異的な創作力が、大きな話題を呼びそうだ。

クラブサンデー　/http://club.shogakukan.co.jp/