仏BDの傑作 メビウス作「エデナの世界」邦訳9月24日発売
匠メビウスの幻の長編作品『エデナの世界』が、9月24日よりTOブックスから発売される。全編で400ページにも及ぶ大作で、
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近年、アメリカンコミックスやバンドデシネの邦訳刊行が相次いでいる。しかし、『エデナの世界』はそのなかでも2011年の最注目タイトルのひとつと言っていいだろう。また、TOブックスにとってはこの分野への進出となる。今後のさらなる展開も気になるところだ。
メビウス(Moebius)は、1938年にフランス生まれた同国のバンドデシネ界を代表する巨匠である。代表作には『アンカル』、『アルザック』などがある。独特な世界観と作風で知られ、世界各地に多くのファンを持ち、大きな影響を与えてきた。日本でも大友克洋さん、宮崎駿さん、寺田克也さん、荒木飛呂彦さんらの作品や創作活動に影響を与えたとされている。
また、BDやコミックス、マンガだけでなく、映像分野でも大きな存在だ。『エイリアン』や『ブレードランナー』、『フィフス・エレメント』といったSF映画の傑作では、美術デザイナーとして関わった。
『エデナの世界』は、1983年にフランスの自動車会社シトロエンのために出版された作品である。その後、さらに大きなシリーズに発展した。
主人公のステルとアタンのコンビが、宇宙船に乗って、エデンの園を想起させる緑豊かな楽園めいた惑星に辿り着く。しかし二人は離ればなれになってしまい、見知らぬ土地で互いを探し合うことに。SF世界の描写に定評があるメビウスの才能が冴えわたる傑作だ。
『エデナの世界』
著: メビウス 訳: 原正人
発売: 2011年9月24日(土)
定価: 5040円(税込) 400ページ
発行元: TOブックス /http://www.tobooks.jp/
《animeanime》