アニメ｢ちはやふる｣はマッドハウス制作　日テレ系10月放映開始

　競技カルタを題材に青春を描く話題のマンガ『ちはやふる』がテレビアニメされる。6月のアニメ化決定に続き、7月14日に新たな情報が公開された。
　まず、テレビは日本テレビ系（一部地域除く）にて放映、10月4日深夜14時59分からスタートする、日本テレビのこの時間帯は、深夜アニメでありながら、一般層の大人をターゲットにした作品がこれまで多く放映されている。作品のクオリティの高さでも知られる。近年では『逆境無頼カイジ』、『ONE OUTS』、『蒼天航路』、『RAINBOW-二舎六房の七人-』などがある。
　少女マンガ原作でも2期にわたり放映された『君に届け』が、高い人気と評価を獲得した。末次由紀さん原作の『ちはやふる』の映像化にも期待がかかる。

　また、アニメ制作は、高いクオリティと演出で知られるマッドハウスが担当する。さらに監督には『カードキャプターさくら』、『NANA』などを務めた浅香守生監督、キャラクターデザインにも『NANA』で活躍した濱田邦彦さんを起用した。
　注目されるのは、シリーズ構成の高山直也さん。『世にも奇妙な物語』や『特命係長・只野仁』など実写ドラマで活躍する。アニメは米国のテレビドラマのアニメ化で話題を呼んだ『SUPERNATURAL: THE ANIMATION』に続くものだ。

　『ちはやふる』は、2007年よりマンガ誌『BE・LOVE』（講談社）にて連載を開始。連載当初より、その繊細なタッチ、それと対照的な熱く迫力のある競技シーンなどが、女性だけでなく男性からも人気を集めている。
　2009年にはマンガ大賞受賞、宝島社「このマンガがすごい！2010年オンナ編」1位など、話題を集めている。単行本は13巻までで累計発行部数450万部を突破している。この秋の注目作品と言って間違いないだろう。今後は、キャスト情報の発表が待たれる。

　　　　　　　