政府観光局 アニメの全国マップ英語版作成で聖地紹介など
日本政府観光局(JNTO)が、海外で人気の高い日本のアニメを活用した観光客誘致に積極的に取り組んでいる。JNTOはアニメをテーマにした英文
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JNTOはこれまでにも箱根町観光協会と共同で「英語版・エヴァンゲリヲン箱根補完マップ」、「クールジャパン・ポスター:箱根」を作成している。しかし、人気アニメを活用した全国版のマップは今回が初めてになる。案内マップの作成で、海外のアニメファン層の訪日促進を図る。
マップは大きさが縦横60センチ×44センチの大判で、両面が印刷されている。表面ではコスプレやフィギュアなどの文化、コミケやワンフェス、アニメロサマーライブ、痛Gフェスタなどのイベント、さらに秋葉原、中野ブロードウェイ、池袋乙女ロードなどのエリア紹介などを掲載する。観光で押さえておきたい日本のポップカルチャーが網羅されている。
さらに裏面では、日本全国のアニメのゆかり深い地域を作品と伴に紹介する。『ヱヴァンゲリオン新劇場版』と箱根、『らき☆すた』と埼玉・鷲宮、『サマーウォーズ』と上田、『ture tears』と富山などである。いずれも国内では聖地巡礼として、作品のファンが多く訪れる場所でもある。案内マップの作成で、海外からの巡礼も増えるかもしれない。
「ジャパン・アニメ・マップ」は1万部を発行、配布する。またJNTOの英語サイトにて、無料でPDF版のダウンロードも可能だ。さらに韓国語サイトでも、今後韓国語での情報発信も予定する。
JNTOはこのほかにも、アニメやマンガを軸にした観光客も誘致する活動を続けている。7月にはパリで開催される日本のポップカルチャーイベント ジャパンエキスポ、ロサンゼルスで開催されるアニメファンイベント アニメエキスポなどに参加する。海外のファンに直接、アニメと日本の魅力をアピールする。
東日本大震災の影響もあり、2011年5月の訪日外国人は前年比で50%減と大きく減少している。そんな日本の観光振興のためにも、アニメが活躍することになりそうだ。
日本政府観光局(JINTO) /http://www.jnto.go.jp/jpn/
《animeanime》