映画祭ディレクターは通常は映画祭の運営やプログラムの責任者である。しかし、今回は子どもたちに人気の高い こまちゃんを、映画祭をアピールするキャラクターとして登用したかたちだ。一方、女優の戸田恵子さんが映画祭実行委員長として映画祭のプログラム監修などの運営に携わる。
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こまちゃん (c)TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ
『こまねこ』のこまちゃんを生み出したのは、アニメーション作家の合田経郎さん。合田さんは世界でも人気のNHKのマスコットキャラクターどーもくんを創作したことでも知られる。
『こまねこ』は2003年に東京都写真美術館で行われた「過程を見せる展覧会。“絵コンテの宇宙ーイメージの誕生”」展のプロジェクトとしてスタート。その中でこま撮りアニメーション(ストップモーション・アニメーション)の制作をし、紹介する作品のキャラクターとして誕生した。
その後、キャラクターのかわいさから大人気となり、2006年には長編アニメーション『こま撮りえいが こまねこ』も製作された。現在は、コマーシャルキャラクターとしても出演するなど幅広く活躍する。
子どもたちにも、愛らしいルックスから人気が高い。そうしたことからキンダー・フィルム・フェスティバルに相応しいキャラクターとして今回の映画祭ディレクター就任につながったようだ。
キンダー・フィルム・フェスティバルでは、こまちゃんの登場する作品は勿論、アニメーションも含めて、数々の子どものための映画が上映される。さらに、声優が目の前で、映画を日本語に吹替えるライブ・シネマなどのユニークなプログラムも行われる。
こまねこ公式サイト /http://www.komaneko.com/
19 回キンダー・フィルム・フェスティバル
/http://www.kinder.co.jp/
8月12日(金)~13日(土)日比谷公会堂
8月18日(木)~21日(日)調布市文化会館にて開催