浦沢直樹「PLUTO」 仏アングレームで二度目の受賞
『PLUTO』が、1月27日から31日まで開催されたフランスのアングレームバンド・デシネフェスティバル2011にて、インタージェネレーション(INTERGENERATIONS)賞に選ばれた。
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浦沢直樹さんの作品がアングレームで賞に輝くのは、2004年に『20世紀少年』が長編賞を獲得して以来7年ぶり、2回目となる。また、日本のマンガの受賞は2009年に水木しげるさんが『総員玉砕せよ』で遺産賞を受賞して以来2年ぶりだ。
『PLUTO』は手塚治虫さんの『鉄腕アトム』のなかでも名エピソードと知られる「地上最大のロボット」を原作とする。長崎尚志さんプロデュースのもと浦沢直樹さんが描く。国内では「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で2003年から2009年まで連載後、単行本で発売された。
もともと少年マンガであった作品を、浦沢直樹さんの絵で、そしてスト-リーにアレンジが加えた。幅広い世代にアピールすることで、今回のインタージェネレーション受賞につながったとみられる。本作は第9回手塚治虫文化賞大賞も受賞しており、国内でも評価が高い。
アングレームは、毎年開催されるバンド・デシネ、マンガ、コミックスの大型イベントで、国内外からの関心も高い。日本のマンガの存在感も高く、展示企画やイベントでもしばしば取り上げられる。
今年のコンペティションのグランプリにあたる作品賞にはManuele Fiorさんの『CINQ MILLE KILOMÈTRES PAR SECONDE』が選ばれている。
アングレーム国際コミック(バンド・デシネ)フェスティバル
(Festival International de la Bande Dessinée)2011
/http://www.bdangouleme.com
《animeanime》